Sep 24, 2020

謎の法令/マスクの分

 老化に抵抗するための化粧品などのCMで「ほうれいせん」という言葉をよく耳にする。これはどんな字を書くのかと思って,いろいろな辞典を(電子辞書だから1回の操作で)引いてみた。しかしなんと「ほうれいせん」という見出しがあったのは『精選版 日本国語大辞典』だけで,それも語義は「⇒ほうれい(法令)⑤」という参照になっていた〔語義番号を示す丸数字は電子辞書の表記では□入り数字〕。
 えっ,法令? と思いながら参照先を見ると「⑤ 相術家の用語で,小鼻の両脇から下の方に向かって出る筋をいう。」とあり,露伴の『五重塔』の用例が載っている。「相術」というのは「人相や家相などをみて占う術。観相。」だという。(ただし,「そうじゅつか」は「槍術家」しかのっていなかった。)
 他の大小の辞典には出ていなかったから,比較的最近になって占い業界の用語が一般化したということだろうか。普通の意味の「法令」と同じ言葉なのかも不明だ。

 東京の日最高気温は,9月18日の33.4度を境にぐっと下がり,今日24日は22.7度で,半袖では肌寒いくらいだった。梅雨明けが遅く,後ろにずれた夏だったが,言い伝えどおり「彼岸まで」で終わったようだ。
 マスクのせいでひときわ暑かったこの夏,街では,マスクで覆われた分を補うように肩,背中などを余分に露出していた女性が多かった(ような気がした)。

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Sep 17, 2020

半年ぶりに神保町/新国立劇場『こうもり』

 前回神保町へ行ったのは4月7日の昼で,その夜に東京など7都府県に緊急事態宣言が出た(→参照)。それ以来半年ぶりに,9月16日の昼,神保町に立ち寄った。街を行く人の様子には特に変わったことはない。けっこう人が密になっているところもあるし,換気のためドアが開いている飲食店からは声高らかな談笑も聞こえてくる。
 今春閉店した店のうち,キッチン南海の建物はシートをかぶっていてすでに取り壊し工事中で,少し離れた場所にできた新しい店には行列ができていた。スヰートポーヅ,柳屋(三井パークタワー1階の蕎麦店)には,閉店あいさつの貼り紙が残っていた。改築のため閉店したレオ・マカラズヤの場所は更地になっていて,奥行きがけっこうある店だったことがわかる。
 昼食は「静邨」で蕎麦。おかみさんは30年ちっとも変わっていない。

 新国立劇場から,11月末~12月のオペラ公演『こうもり』の案内が来た。劇場等の人数制限緩和を待って発送されたものだろう。おなじみのハインツ・ツェドニク演出だが,今回は「新様式対応」で一部を変更するという。
 指揮者・歌手はほぼ元通りの名前が並んでいるが,入国制限が変わらなければ変更せざるを得なくなる。10月の『夏の夜の夢』は結局すべて日本人歌手に変更になった。
 『こうもり』の前に,11月中旬には藤倉大『アルマゲドンの夢』の初演が予定されているが,この公演実施については「後日あらためてお知らせいたします」とされている。

[追記]18日に,『アルマゲドンの夢』は公演を実施するというメールが新国立劇場から届いた。招聘スタッフ・キャストについては「現時点では発表済のスタッフ・キャストでの上演を予定しておりますが、出入国制限の状況により変更となる場合がございます。」とのこと。

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Sep 10, 2020

茄子の夏

 今年の夏は「茄子の夏」だった。長い梅雨などで茄子の値段にも変動があったが,品質にはトマトや葉もののような大きな変動はなかったように思う。
 今までは,味噌汁の具と浅漬けのほかは,茄子肉炒め,麻婆茄子,みぞれ炒めなど炒め物が多かったのだが,今年は煮浸し,焼き浸しの類を多く作るようになって,茄子の消費量が増えた。
 いちばん簡単なのは,電子レンジで温めてめんつゆをかけるというもので,ゴマと大葉を添えれば味も見た目も立派になる。ほんとうは焼き浸しにするのがおいしいのだが,茄子はいくらでも油を吸いそうな感じがするので,まあときどきということにしている。実際には炒まると油がフライパンに戻ってくるので茄子が全量吸うわけではないようだが。
 あとは豚バラといっしょに文字通り煮浸しに。ピーマン,ズッキーニ,タマネギなどを加えれば野菜もたくさんとれる。この場合もめんつゆを使うとうまい。

 ところで,「茄」という字は茄子以外の使い道がほとんどない字だ。漢和辞典によると,「加」という音符が示すように音は「カ」で,ハスの意味だという。
 「荷」も音は「カ」で,ハスの意味。そういえば「荷風」というのはハスの葉の上を吹き渡るさわやかな風のことだった。

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 映画『パヴァロッティ』を見に行った。映画は今年初めて。時節柄一席おきで,同行者との間の席に荷物をおいてゆったり。ありがたく高齢者割引。
 パヴァロッティの死去は2007年のことだった。(→参照

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Sep 04, 2020

スアレス,エスコバーが2人ずつ/みんな16番――プロ野球後半戦へ

 6月19日に始まったプロ野球の今シーズンは,交流戦(例年各24試合)なしで各チーム120試合の予定で進んでいる。交流戦もオールスター戦もないので区切りというものがないが,8月末で半分が終わった。
 今年だけの特別ルールのうち,延長戦は10回で打ち切りというのが,試合の進行にとってはいちばん影響が大きいようだ。7回以降は細切れの継投が多いし,代走・代打がどんどんつぎ込まれる。

 今年,ロベルト・スアレス(Robert Suarez)がソフトバンクから阪神へ移籍し,クローザーとしてなかなかの活躍をしているが,ふと,ヤクルトにもスアレスという投手がいるのに気づいた。こちらはアルバート・スアレス(Albert Suarez)で,昨年入団だったらしい。今年は3回先発して2勝,防御率 0.53と好調。
 と思っていたら,DeNAのエスコバー投手(Edwin Escobar)のほかに,ヤクルトにも今年入団のエスコバー(Alcides Escobar)という選手がいるのに気づいた。こちらは内野手で,先発メンバーにほぼ定着し,打率 .289 を打っている。
 なお,この4人はすべて,DeNAのラミレス監督と同じくベネズエラ出身。

 9月1日,巨人・DeNA戦を途中から見たら,巨人のピッチャーは菅野。しかしなんとなく変だ。あれ,菅野の背番号が16番! よく見たら,巨人は他の選手もみな16番をつけていて,この日は川上哲治生誕100年の記念試合なのだった。
 川上の引退は1958年,私が小学校3年のときだから,私の世代でも現役時代のことはよく知らないが,「川上2000本安打」のニュース映画の記憶はある。(→参照

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Aug 28, 2020

60年前の夏

 小学生のころ,というのは1960年ごろだが,個人の家はほとんどすべて木造で,もちろん冷房はなく,夜になると畳に布団を敷き,蚊帳を吊って寝る,という生活だった。
 1959年だったと思うが,私の故郷・横須賀の古くからの商店街が共同で長さ180メートルほどの細長いビルを建て,「通りを丸ごとビル化」した。このとき1階の商店街で冷房がある店は6,7軒に1軒ぐらいで,冷気を外へ吹き出しているのが誇らしげに見えた。学校の帰りには,冷房のある店の前はゆっくり歩いて涼みながら帰った。

 「goo天気」というサイトに昔の各地の天気・気温が出ていたので,横須賀に近い横浜の8月の記録を見てみた。その中でいちばん古い1961年,62年と今年の最高・最低気温の様子は以下のとおり:

◇最高気温33度以上の日数(横浜)
1961年8月   7日
1962年8月   8日
2020年8月  12日 [8月27日まで]

◇最低気温25度以上の日数(横浜)
1961年8月   6日(26度台2日,他は25度台)
1962年8月   9日(26度台2日,他は25度台)
2020年8月  18日(27度以上10日) [8月27日まで]

 最高気温33度以上の日は昔も意外と多かったことがわかる。しかし今年は27日までですでに12日に達した。
 昔ともっと違うのは最低気温で,今年の熱帯夜(という言葉はなかったが)の日数は27日までで61年の3倍になった。しかも,61,62年には27度以上の日はなかったのに,今年はすでに10日を数えている。
 ――口に出すとますます今日の暑さかな

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 コンビニのコーヒーがけっこううまいと知ったのは,2年前ぐらいだっただろうか。最近は,自分の1杯分のコーヒーを入れるのが面倒なときは,ファミマのコーヒーを愛用している。レジで紙コップを買い,コーヒーの機械のボタンを自分で押して淹れる方式で,レジでの支払いと機械は連動しているわけではない。
 ファミマのコーヒーの機械でちょっと不思議なのは,同じサイズのブレンドに「レギュラー」と「濃いめ」があること。値段も仕上がりの量も同じなので,豆(というより粉)を増やして濃くしているとも思えない。少しゆっくり淹れるなどしているのだろうか。

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Aug 23, 2020

支払額がマイナス

 この季節になると思い出すのが,昔聞いた英訳俳句:
  You might or more head today's hot fish.
        (原句は本項末尾)

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 新国立劇場のオペラは,3月から6月までの5公演が中止になった。払い戻しの申込書が届いたので記入し,チケットを同封して返信したところ,順次返金が振り込まれている。
 すでに支払って届いていた来シーズン(2020/10~2021/7)のチケットは,「いったんすべて無効・払い戻しになる」「届いているチケットは自分で処分せよ」という連絡があった。チケットなしで払い戻しはどうなるのかなと思っていたら,先日,クレジット・カードの支払額を知らせるメールが来て,8月の支払額がマイナスうん十万円だというので驚いた。長年カードを使っているが,支払額がマイナスというのは初めて。
 新国立劇場の会員カードなので,管理上の問題はなく,もっとも簡単な方法で返金されたということだろう。銀行の通帳には,「ヘンピン)○○カード」と記帳されていた。何も返品してはいないけれど。

 音楽,演劇などの公演再開について,各主催者ともいちばんたいへんなのは財政面だろうが,日程の再編・振替え,座席の再配置,販売されたチケットの払い戻しなどの事務が大きな負担になっていることは想像い難くない。
 事務の内容としては,各席に顧客情報が関連づけられたデータベースを元に,日程の振り替えや払い戻しの案内をし,返答にしたがって新しいチケットを用意したり,返金手続きをし,返事のない人の処理をするということなのだろう。これがもし Excel またはそれに代わるデータベースソフトがない時代だったら,きちんとした個別の対応はほぼ不可能だったのではないか。

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祝 Classica 25周年!
 畏友ならぬ畏サイト Classica が開設25周年を迎えた。私の「本拠地」サイトの2年前に開設された偉大な先達で,「現役」の個人のサイトで私のより古いものは他に知らない。

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 冒頭の英訳句の「原句」は「言ふまいと思へど今日の暑さかな」。一見英語らしい「音読み」で始まり,途中で「訓読み」に転じるあたりがおもしろく,たぶん50年以上前に知ったものだと思う。
 今回,ネット上で検索してみたが,ネタ元はわからなかった。

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Aug 17, 2020

Wi-Fiルーター入れ替え/訃報2つ

 自宅の Wi-Fiルーターを入れ替えた。2012年1月以来なので,8年半ぶり。
 だいぶ前の雑誌に,Wi-Fi の規格はどんどん変わっているので4,5年たったら買い替えた方がいいという記事があり,気にはなっていたのだが,きっかけがなくてそのままになっていた。しかし,先日,ストリーミング配信を Wi-Fiでつないだノートパソコンで受信したらとぎれとぎれになるという事態が発生し,ようやく観念した次第。いろいろな設定を引き継ぐ仕組みを内蔵していて,入れ替え作業はまあ簡単だった。
 メインのデスクトップは有線なので関係ないが,ノートパソコンとスマホ各2台はネットに快適につながっている。とはいうものの,その後実際には高規格のありがたみを感じる用事がなかった。近くウェブ会議に2台のノートで2人同時並行で参加する予定があり,ちょっと楽しみ。

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 少し前の訃報:
◇外山滋比古 先生(7月30日)
 英文学者。96歳。仕事で多少のご縁があった。
 昔,若者が本屋で「“そとやま じひこ”の本はありますか」と尋ねていた,という話を聞いたことがある。一種の都市伝説か。
◇桑田二郎 氏(7月30日)
 漫画家。90歳。名前はまったく忘れていたが,『エイトマン』の作者と言われて思い出した。『エイトマン』は,中学生のころモノクロのテレビで見ていた。――走れ,胸を張れ,鋼鉄の胸を。

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Aug 10, 2020

夏の山の日の夜の夢

 今日は「山の日」。もっとも新しい祝日で,私が毎日出勤することがなくなってからの2016年施行なので日付もうろ覚えだったが,本来8月11日固定の祝日なのだった。しかし今年はオリンピックの閉会式との関係で10日に移動した。動かざること山のごとし,と悠然としてはいられなかった。

 今年はなぜか,スーパーにホタルイカがまだある。例年は5月の連休明けぐらいまで,遅い年で5月下旬までというところなのだが。
 最近やや落ち着いてきたが,レタス,キャベツなど青物がまだ高い。特にレタスは傷みやすいし,手を出すのは躊躇してしまう。

 新国立劇場のオペラは,一部発売されていた次シーズン(2020年10月~2021年7月)のチケットがいったんすべて無効・払い戻しになったが,このたび,新制作のブリテン『夏の夜の夢』(10/4~10/12,5回)のチケット予約の案内が来た。予定の演出の舞台装置・衣裳を使って,「ニューノーマル時代の新演出版」とするという。
 指揮者は飯森範親に交代。歌手は元の予定のままの人が多いが,外人さんがちゃんと来日できるのか心配。

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Aug 04, 2020

照ノ富士の優勝――大相撲七月場所

 大相撲七月場所@東京は,幕尻の元大関照ノ富士の優勝で幕を閉じた。しかも,大関を陥落して幕尻に引っかかっていたわけではなく,けがで休場するなどしてなんと序二段まで落ちてから勝ち越しを続けて這い上がり,ようやく再入幕を果たしたところだった。波乱といえば波乱,しかし波乱のない場所などないというのも事実である。
 国技館のいと高きところに掲げられている優勝額の「定数」は32枚だという。照ノ富士が最初に優勝したのは30場所前だから,前の優勝額はあと2場所で外されるが,これから2場所は2枚同時に掲げられることになる。
 今場所は,横綱が不在になった中,新大関朝乃山が12勝,関脇・小結の4人のうち3人が11勝を挙げ,内容的にも立派だった。
 千秋楽の結びから3番前,「これより三役」ということで残り3番を取る力士が四股を踏む。今は三役ではない照ノ富士もここに加わっていた。

 先日,歯科医院へ定期点検とクリーニングに行くとき,家を出てすぐ,マスクをするのを忘れてきたことに気づいた。一瞬,取りに帰ろうと思ったが,どうせ着けばすぐマスクは外してしまうからまあいいか,と思い直した。
 そう,歯医者は,マスクの必要性がもっとも低い場所なのだった。

 8月1日,関東甲信地方もようやく梅雨明け「したと思われる」宣言。


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Jul 27, 2020

7月下旬 まだ梅雨明けず

◆大相撲七月場所@東京
◇大相撲は,半年ぶりに観客を入れて七月東京場所が開催されている。かけ声は禁止で応援は拍手のみだが,やはり客がいればそれなりに盛り上がる。
◇元大関の照ノ富士が序二段まで落ちてから驚異の復活を遂げ,幕内に帰ってきた。しかも9日目まで8勝1敗と絶好調。今場所は前頭の下の方に元大関が4人もいるという珍しい事態になっていて,5日目には高安・照ノ富士戦,翌日には琴奨菊・栃ノ心戦があった。ほかに,元関脇の玉鷲もいる。
◇幕内の土俵入りのとき,東西の柝の音の音程は短3度ぐらい違うことが多いような気がするが,8日目はほぼ同音だった。
◇今場所は,NHKのサイトで幕内の全取組の動画を見られるようになっている(→参照)。勝ち名乗り付きなのがよい。

◆市川崑の『東京オリンピック』
 先週,テレビで市川崑監督の映画『東京オリンピック』が放送され,全体の7割ほど見た。高校の時に映画館で見て以来である。いやもう,気迫のこもった場面の連続による壮大なドラマ。音楽は黛俊郎で,控えめな使い方が吉。
 1965年の完成時に,オリンピック担当大臣の河野一郎などが「これは記録映画とは言えない」というようなクレームをつけ,論争が起きたのも今は昔。

◆ナントの大聖堂の火災
 フランスのナントの大聖堂で7月18日に火災が発生,由緒あるオルガンが焼けた。今日27日のニュースでは,施錠などを担当していた関係者が放火を認めたという。
 この聖堂の正式名は「サン・ピエール・サン・ポール大聖堂(Cathedrale Saint-Pierre-et-Saint-Paul de Nantes)」というとのこと。ペトロとパウロの「連名」だった。

◆赤羽近況
 「夜の店」にならないよう明るいうちに,久しぶりに赤羽へ。「まるます家」は店は休業だった。土用の丑の日を含めて断続的に店頭販売を続けているらしい。
 それで,「まるよし」へ。2時からだというが,その前からフライングで営業していた。幸い空いていて,アルコール消毒で歓迎された。4月は休業していたという。

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Jul 20, 2020

藤井新棋聖/各種「イベント」のチケット

 7月16日,将棋の棋聖戦(五番勝負)第4局で藤井聡太七段が渡辺明三冠に勝ち,17歳でのタイトル獲得が実現した。終局までの30分ほどだったが,私はネットの生中継で,勝利の,というより投了の瞬間を初めて見た。
 渡辺三冠は,実は番勝負でストレート負けしたことがないという。その記録は今回も守られた。
 資料を見ると,棋聖への就位式は昨年は9月だった。今年は大規模な式はできないだろう。(「就位式」という言葉はなかなか漢字変換ができず,「周囲指揮」とか「集意識」がまず出てきた。)

 宝塚歌劇の公演(宝塚大劇場)が17日に再開された。翌日は劇場内の売店でぼやがあって関係者は冷や汗をかいたが,公演はその後無事に行われているようだ。東京宝塚劇場は31日再開の予定。

 19日,大相撲七月場所が東京・国技館で始まり,朝乃山は新大関初日を白星で飾った。
 観客は2500人ほどに絞られている。しかし知人の話によれば,チケットは売り切れていなくて,定員1人となった枡席(通常は定員4名,ただし4人座るとかなりきつい)が買えたという。

 某日,孫のお供で某水族館に行くことになり,当日出かける直前に,日時指定のチケットをWeb予約で買った。しかし,入場の時間になっても,チケットとなるQRコードの入ったメールが届かない。少しあわてたが,その運営会社のサイトの「マイページ」にアクセスしたところ必要なQRコードが表示されたので,すんなり入場できた。結局メールが届いたのは入場予定時間の35分後だったという間の抜けた話。
 水族館の中は,時間帯を区切って人数を制限しているので,空いているということはないが休日にしてはゆったり見られた。休日でも時間によっては入場時間の直前まで空きがあるようだ。
 なお,上野動物園は,日時指定の整理券をネットまたは電話で申し込む方式で,毎週火曜日午前9時から,翌週の月曜日から日曜日までの整理券争奪戦が繰り広げられているとのこと。

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Jul 13, 2020

「野ばら」の赤砂/専門家の名前/ディンブラ

 シューベルトの,というよりゲーテのというべきだが,「野ばら」を歌うための訳詞は「わらべは見たり…」という近藤朔風による古いものが今も親しまれている。
 この冒頭を「わらべはニタリ」だと思っていた人の話を前に書いたが(→参照),私が中学生のころまでわからなかったのは5行目の「あかずながーむ」という部分である。小節が「あかずな|がむ」と分かれているし,シューベルトの曲は「がむ」の小節の最初に頂点があることもあって,「赤砂ガム」のような字を思い浮かべたりした。さすがにガムが出てくるわけはないと思ったが,「飽かず眺む」とはなかなか気づかなかった。

 2月ぐらいから感染症の専門家の名前を見ることが多くなったが,そこではやや珍しい名字の比率が高いような気がする。尾身氏(「名字由来net」によるとランキング4580位),忽那(くつな)氏(同 6293位),釜萢(かまやち)氏(同 13406位)といった具合。
 釜萢という名字は,かまやつひろし(本名釜萢弘)とその父・ディープ釜萢という有名人がいたから「かまやつ」と読める人は多いが,こちらは「かまやち」である。漢和辞典によれば,「萢」は国字(日本製の漢字)で音はなく,訓は「やち」で湿地の意。

 藤沢の紅茶の名店「ディンブラ」の磯淵猛氏の急逝に驚かされたのは去年の2月のことだった(→参照)。その後移転したものの休業を余儀なくされていたようだが,このほど,7月15日にリニューアルオープンするとの知らせが届いた。場所は,小田急江ノ島線の終点・片瀬江ノ島駅から弁天橋を渡ってすぐのところらしい。

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Jul 07, 2020

7月上旬のニュースから

◇水郡線一部復旧
 6/30の項に書き忘れたが,昨年の豪雨による被害で一部不通のJR水郡線は,西金駅~袋田駅間が7月4日に復旧,開通した。残る袋田駅~常陸大子駅の1駅間の復旧は「2021年夏ごろ」の予定。

◇藤井聡太 タイトル戦2つ進行中
 将棋の藤井聡太7段の快進撃が止まらない。棋聖と王位への挑戦権を勝ち取り,すぐに始まった「本選」では,棋聖戦(5番勝負)で2勝してタイトル獲得まで「あと1勝」とし,王位戦(7番勝負)でも第1戦に勝った。今年度の藤井は,4月に2戦した後はコロナ休業,その後一転して6月に9戦,7月に1戦という密なスケジュールの中で,計11勝1敗と驚異の勝率をあげている。
 将棋でも囲碁でも,プロとアマは同じルールでゲームをしている。最初の5手ならだれだってプロと同じことができるのに,その後まもなく,どうしてこんなにすべてが違ってしまうのだろうといつも思う。

◇オリンパスが映像部門を売却へ
 オリンパスが,デジカメ等の映像部門を日本の「ファンド」に売却するというニュースは,長年のオリンパスユーザーとしては衝撃だった。医療分野(内視鏡では世界でトップの圧倒的シェア)に集中するということのようだが,その基幹となるのは映像の技術ではないのかと思ってしまう。
 70年代半ばのこと,私が最初に買った一眼レフカメラはオリンパスの名機 OM-1で,その後の OM-2と合わせて十数年使った。その後オートフォーカス一眼レフとコンパクト・デジカメの時代には他メーカーに浮気したが,2009年からオリンパスのデジタル一眼(ミラーレスなので一眼「レフ」ではない)にして,今は PEN-F を使っている。
 オリンパスの同じマウントの一眼カメラ OM-D は,昔の OM-1 の子孫のような存在ということもあって興味があり,これを生涯最後のカメラにしてもいいかなと思っていたのだが,またわからない要素が加わってどうするか。

◇薬味5点セット
 冷や奴や厚揚げ焼きの薬味には,ネギ,ミョウガ,青じそ,ショウガ,かつお節を愛好している。先日は久しぶりにこの5点を揃えることができた。
 この中で,以前は青じそがネックで,新鮮な状態に保つのが難しかったのだが,「少量の水を入れたびんに立てて冷蔵庫に入れておく」という方法を2,3年前に聞いて,これを採用。1週間ぐらいはじゅうぶん使える。

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Jul 05, 2020

都知事選――公報に載っていない候補者

 前回,東京都知事選挙に21人が立候補していると書いたのは,選挙公報を見てのことだった。しかし,ニュースで22人という数字を見たような気がしたので,あらためて投票日前日の新聞を見たら,「史上最多の22氏立候補」と書いてある。それで,新聞の一覧表と公報をつきあわせて見たところ,公報に政見を載せていない人が1名いるのを見つけた。泡沫候補とされる人は,ポスターを作らない・作れない,あるいは作っても少数の掲示板にしか貼れないことが多いが,最低限の告知手段である公報にも載せない人がいるとは思わなかった。
 新聞のリストは「届け出順」だが,公報での掲載順序はこれと違っている。調べてみたところ,公報については届け出順とは別の抽選によって順序を決めているという。
 これとは別に,選挙の趣旨から外れていると思うのは,「定数1」の選挙なのに「諸派」のひとつから3人が立候補していること。しかも,ポスターでは,その3人のうち候補者名を書いているのは「党首」を名乗る1人だけで,あとの2人は名前なしで党のことばかり書いている(選挙公報には名前を書いているが)。候補者名のない選挙ポスターなんて――
 いずれにしても,得票数が有効投票総数の10分の1未満の候補者の供託金300万円は没収されることになる。
 都知事選挙と同時に都議会議員の補欠選挙が4つの選挙区で行われるが,そのうちの北区では,候補は女性の新人のみ5名という珍しい事態になっている。

◇キャッシュレス還元の終了
 昨秋の消費税増税の際に景気対策として導入された「キャッシュレス還元」は,もしかしたらコロナ対策で延長されるのではないかと予測していたが,予定の6月末であっさり終了してしまった。
 この間,近くのスーパーで少額でもカード払いにする癖がついたのは,たしかにこの政策の「成果」なのだろう。

◇「外飲費」の推移
 私の外飲みの費用は,昨年の1か月平均と比べて,緊急事態宣言下の今年4月は 20.8%(5/6に書いた数字を訂正します),5月は 24.7%だったが,6月はだいぶ緩んで 71.6%に「回復」した。5か月ぶりに訪れた店も2軒あった。
 ただし,「夜の街」には近づかないで,明るいうちに行くことにしている。

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Jun 30, 2020

鉄道の話題 6月末日版

 6月1日朝,渋谷駅のJR埼京線ホームの移設が予定通り完了し,始発から使用が始まった。当日午後行ってみたところ,ホームはまだ「仮設」感がいっぱいだったが,ともかくも山手線のすぐ隣りにやってきていた。元のホームは大部分そのままなので,正確には,移設というより延長である。
 山手線と埼京線の乗り換えは,これまでひときわ遠かった渋谷が近くなって,こんどは新宿が遠く感じられるようになった。

 6月6日,これも予定通り,東京メトロ日比谷線の「虎ノ門ヒルズ」駅が開業した。銀座線の虎ノ門駅との間に乗り換え通路ができて,乗り換え駅扱いになった。
 私が見に行ったのは14日の日曜日。乗り換え通路には,行き先のプラカードを持った係の人が案内をしていた。ホームは北千住行きと中目黒行きで別々で,乗るときに反対方向の改札口へ行ってしまうとちょっと面倒だ。

 新線でも新駅でもないが,7月19日に,新宿駅東西自由通路が開通する予定である。改札内の新大久保寄りにある北通路を拡幅し,改札口を移動して自由通路(改札外)にするもの。この北通路に出る改札口ができるので,JRへ乗り降りする人の流れはスムーズになりそうだ。

 何度も書いている箱根登山鉄道の箱根湯本―強羅間は,7月23日開通が発表された。

 同じく昨秋の台風で,県境を挟む冨野―丸森間が不通になっている阿武隈急行は,宮城県側の丸森―槻木(つきのき)間を6月27日から増便し,運転本数は被災前の9割に回復した。これは,冨野―丸森間が実は仮復旧して回送列車が通れるようになったため,福島県側の車両基地で車両の点検ができるようになったことによるとのこと。「本復旧」は今年10月を目指しているという。

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 このごろは少し「下火」になったが,4月,5月は,街に出るとかなりの確率で Uber Easts のロゴが入った黒いバッグを背負ったバイク,自転車に出会った。

 都知事選挙に21名が立候補。ポスター掲示板にポスターをちゃんと貼っている候補者は多いところで半分ぐらい。

 90名以上に現金を配布して,ばれないとでも思っていたのだろうか。不思議。

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Jun 27, 2020

六月後半日乗

◇在宅勤務の後
 用事があって,昔の職場に電話した。2か月続いていた「原則在宅勤務」が終了し,6月からは「何ごともなかったかのように通常勤務してます」ということだった。ただ,「まず毎朝電車に乗って通勤するところからすでにつらいです。数十年やってきたことがこんなに大変に感じるとは。」とも言っていた。

◇土休日回数券
 3月までは休日に出かける用事がけっこうあったので,東京メトロの土曜・休日専用の回数券を以前から使っていた。14枚で10枚分の値段で,28%以上割引になる。しかし,4月から,特に休日にはぱったりと出かけなくなり,先日気づいたら使用期限(3か月)が迫っていて,結局3枚無駄になってしまった。それでも11枚使ったので,通常の回数券と同じ割引率になった計算になる。

◇イエローカード
 感染が増えていない国との間の出入国制限が,順次緩和される方向に向かいそうである。その場合,国によっては入国時にPCR検査による「陰性証明」が求められることになるかもしれないという。
 それで思い出したのは元祖「イエローカード」である。40年余り前には,ヨーロッパとの間に「南回り」,すなわち中東,インド,東南アジアを経由する定期便があった。これに乗る場合は,コレラの予防接種を受けたことを証明する黄色のカードを提示する必要があった。途中の空港はトランジットのみだったが,それでも必要だった。(→参照

◇オペラ劇場で寄席
 わが故郷の横須賀芸術劇場でも,少しずつ公演が再開されようとしているが,こんど届いた知らせによると,小劇場で予定されていた9月のコンサート1件,10月の寄席2件を,大ホールに移し,客同士の間隔を空けて実施するという。なるほど,大は小を兼ねる,か。
 ここの大ホールは,馬蹄形(口がすぼまってはいないので,どちらかというとU字型)の客席を持つオペラ劇場仕様である。オペラ劇場で寄席というのは,演者も客も初体験だろう。

◇マイスタージンガー忌
 今日6月27日は,本来なら新国立劇場で『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を見る日だった。このオペラは聖ヨハネ祭,すなわち夏至の日(midsummer)の物語なので,この時期にふさわしい上演のはずだったのだが。
 なお,新国立劇場では「2021年度に改めて開催することを検討」しているとのこと。

◇今ごろ訃報: ザックスさん
 ついでのようにここに書くのは申しわけないが,マイスタージンガーで思い出したのでご報告:
 「パソコン通信」の時代から mixi まで,オペラ・音楽・旅などのグループで活躍してこられた「ザックス」さんことS先生が,今年2月に90歳で亡くなった。
 S先生とは,昔住んでいた場所の近くにあったバーで知り合った。ザックスと名乗る前,40年以上昔のことである。話してみると,同じ演奏会に行っていたり,共通の知人がいることがわかったりして,長年,年の差はあるが飲み友達としてご厚誼をいただいた。
 葬儀が行われたのは,まだ普通に狭い式場に集まることができたころだった。

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Jun 19, 2020

劇場の1つおきの座席

 2週間前の6月5日,新国立劇場から,オペラ・バレエの来シーズンのチケットについて,「通常の配席プランで「シーズンセット券」を販売することは困難と判断し,2020/2021シーズンセット券は全ての販売を中止し,既にお申し込みいただいた分についても取り消しとさせていただきます。」という知らせが届いた。
 ふつうはチケットの購入をキャンセル・取り消しするのは申込者であり,主催者がチケットの「取り消し」をするのはおかしいと思うが,今回は公演を中止するのではなく,観客の間を空けるための座席配置にするために,既発売のチケットをいったん無効にしたいということであり,確かにあまり適当な言葉がない。
 今シーズンの新国立劇場のオペラは3月以降の公演がすべて中止になったが,来シーズンのセット券は私はその前の今年1月に申しこみ,3月にはすでにチケットが届いていた。今回,代金は払い戻しとなり,「お手元のシーズンセット券チケットは全て無効とさせていただきます。お手数ですが、ご自身で処分いただきますようお願いいたします。」という珍しい扱いになった。1回券は発売を保留していたらしい。

 東京フィルハーモニー交響楽団は,6月の定期演奏会(3公演)を「決行」する。指揮者のプレトニョフが来日できなくて変更になり,曲目も時短プログラムに変更,席は「再配席」となり,払い戻しにも応じるとのこと。
 具体的にはウェブサイトに書いてないが,座席はたとえば1列目は奇数番,2列目は偶数番を使用してチェス盤状に座るということだろう。当然,客の人数は半分になり,これが続いてはやっていけるはずがない。

 6月末までの休演を予定していた宝塚歌劇は,7月17日から宝塚大劇場での公演を再開することが,6月15日に発表された。7月中は1日1回のみの公演となる。東京および他の地域での公演については「決まり次第発表」となっている。
 密集を避けるために,舞台に乗る人数を減らし,生オケはやめて録音にし,客席を使った演出はしない。座席は,「前後左右を1席ずつ空け,最前列は販売しない」という。
 他の多くのホールと違うのは,宝塚大劇場・東京宝塚劇場は,見やすくするために,座席は前後でぴったり重ならないようにもともと半席分ずつずらした配置になっていることである。今回,上記の東フィルの場合と同様に,座席は1つおきに座って前後でずれるようにするということだろうが,宝塚の場合,「前後左右」といっても自分の真正面・真後ろが1席空くわけではなく,左(または右)斜め前と左(または右)斜め後ろが空いている状態になる。
 チケットの争奪戦は空前の激しさになるだろう。

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 祝・プロ野球開幕!
 今日は雨で寒くて,一瞬,球場で見るのはたいへんだなと思ったが,無観客なので(一般人には)関係ないのだった。

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Jun 15, 2020

神保町「スヰートポーヅ」閉店

 神保町・すずらん通りの古い餃子専門店「スヰートポーヅ」に,6月10日,閉店を告げる貼り紙が出たとのこと。私が知ったのは翌日のネット上のニュースでだった。4月上旬から休業していたが,そのまま閉店ということらしい。
 私がスヰートポーヅに行き始めたのは,1973年に会社に入って間もなくだった。ここの餃子は葉巻の断面を四角くしたような独特の形をしていて,ニラやニンニクを使わず,辛子が添えられているのが特徴だった。基本の1皿が8個,中皿が12個,大皿が16個で,「餃子ライス」はご飯と小さな漬け物が付き,「餃子定食」はそれに加えて(中華風のスープではなく)味噌汁が付いた。小柄なおねえさんが,とびかう注文を間違えずにさばいていた。値段は普通の中華の店より少し高かった。
 私は昼食は少なくとも2週間は毎日違うところに行くことにしていたので,毎週のようにということはなかったが,それでも47年間だから,行った回数は100回を軽く超えているはずだ。記録がすぐ出る今世紀(ただし2011-15年は神保町を離れていた)については計13回である。昼食以外では,水餃子や天津包子を食べたころもある。
 今年2月6日に行って,いつものとおり中定(中皿定食)を食べたのが最後になってしまった。

 神保町近くの仕事場へ行くのを「自粛」している間に,「酔之介」の閉店が一般紙でも記事になり,ついこの間は「キッチン南海」の今月末閉店が伝えられたばかりだった。酔之介は2回ぐらい飲みに行っただけだし,キッチン南海はいつも1時を過ぎても行列ができているので40年に4,5回行ったぐらいで,共になじみの店とは言えないが,スヰートポーヅ閉店の衝撃は大きい。

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Jun 08, 2020

6月1日の訃報――クリスト,ジョージ秋山

 6月1日,クリスト(Christo)が5月31日にニューヨークで死去したというニュースが流れた。享年84歳。多くのメディアはクリストを「現代美術家」としていたが,「環境芸術家」「梱包芸術家」などもあり,また単に「芸術家」としているものもあった。1935年ブルガリア生まれで,妻で共同制作者のジャンヌ=クロード(2009年没)とは同じ日の生まれだという。
 クリストを知ったのはたぶんパリのポンヌフの「梱包」(1985)のときだったように思う。実際の「作品」にただ1回私が接したのは,1991年10月の「アンブレラ・プロジェクト」の日本の会場(茨城県)で,水郡線の常陸太田から臨時バスに乗って行った。このプロジェクトは,正式名を The Umbrellas, Japan–USA, 1984-91 といい,米国カリフォルニア州では砂漠に黄色い傘が1760本,茨城県では川沿いに青い傘(直径8.66m)が1340本設置された。
 会期は22日間の予定だったが,会期終了の3日前にカリフォルニア会場で傘が風で倒れて死者が出る事故があって,プロジェクトは予定より早く終わった。会期中天気が良くない日が多かったのだが,私が行った日はよく晴れて青い傘が山の緑に映え,まさに一期一会の体験だった。

 もうひとつ6月1日に伝わったのは,漫画家・ジョージ秋山の訃報である。5月12日死去,77歳。「アシュラ」の人肉食の場面などが問題になったのはちょうど50年前の1970年,遠い学生時代のことだった。
 平均すると年に2回ぐらいだが,長年にわたってもっとも親しんだのは「浮浪雲(はぐれぐも)」。『ビッグコミックオリジナル』での連載期間 1973年から2017年は,私の勤め人人生とぴったり重なる。

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May 31, 2020

5月もはかなく

◆この時節の冗語コレクション
@在宅
  在宅勤務者のメールで (@は英語では at と読みます)
世界のグローバルスタンダード
  9月入学の話題で
内定が決まる
  ネット就活の話題で
フルーツの果汁
  飲食店休業の件で

◆減塩食
 某病院の循環器関係の部署が,おいしい減塩食を開発した。そこの医師が,内輪の集まりで,「これ,ちょっと塩ふるとうまいんだよね」と告白したという。

◆BC/AC
 川島令三氏の『首都圏鉄道事情大研究』(草思社)は,昨年12月に「将来篇」「ライバル鉄道篇」が出たあと,今年2月に「観光篇」が出て,3部作が完結した。
 このごろは,あらゆる事象についてBC(before corona)かAC(after corona)かということを考えて,「2月初め? ならBCでよかったね」という分類をしてしまう。

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