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April 2004

Apr 24, 2004

夕刊紙の報復

 3年前,イチローが野手として初めて大リーグ入りして毎試合出場するようになってから,夕刊紙を買う回数が増えた。米国の試合は,日本時間では朝で,勤め帰りの夕刊紙にちょうど結果が載る。朝刊の一般スポーツ紙はその後追いになり,悔しい思いをしているだろう。もっとも,日本のスポーツについてはすべて夕刊紙が後追いになるので,ほんの一部で報復を受けているにすぎないのだが。
 日本のナイターの開始は6時。これは少なくとも通勤時間の長い東京の勤め人は,帰宅してテレビで最初から見ることはまず不可能である。試合の終わりにも間に合わない人が多いのではないだろうか。
 大相撲はもっとひどく,朝からやっているのはまあいいとして,幕内の相撲は4時半すぎからで,6時前に終わってしまう。一般の勤め人のことはまるで考えていない。せめて2時間遅らせてほしいと思うが,それだとテレビ中継はやりにくくなるのかもしれない。
 3月のオリンピックのサッカーの予選のUAEラウンドは,日本時間では10時半開始で,仕事が遅くなっても,多少飲んで帰っても,最初から見られていい具合だった。

 クラシック系の音楽会は7時開演が多い。オペラは,長さによって開演時間は異なるが,終了時間が昔より遅くできるようになって,ワグナーの大作を除いては6時半というケースも多くなって助かっている。

 いま,関西某所に来ている。パソコンがあってネットにつながればどこででも記事を書いて掲出できるのが,ブログのいいところ(のひとつ)だ。これから,会合の席からアップロードしてみる。

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Apr 22, 2004

神保町花便り

 神保町三井ビル前の町境の通り(神保町と錦町の境をなす)では,ツツジが見ごろになり,たぶん一年中でいちばん華やかな季節を迎えている。
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 同ビル南玄関前では,例のアンズが,若い葉が成長してたくましくなってきた。
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Apr 19, 2004

→Man

 昔,羽田(成田でなく)を発って,初めて降り立った海外の都市はロンドンだった。ヒースロー空港で,いろいろな案内表示の中に「→Man」という大きな黄色の看板があった。私は一瞬,男性用トイレの案内だと思った。しかし,それなら複数形で men とするだろうし,女性用が対になっていないのは変だ,と思い直したのだが,マン島(Isle of Man)行きの飛行機の出発ゲートへの案内だと気づくのには,その後十数秒を要した。

 Man の形容詞およびその住民・言語を表す語は Manx というちょっと変わった語尾を持つ。マン島起源とされる種類のネコでマンクスというのもあるそうだ。
 これと似た事情による名称にはマルチーズがある。原語はマルタ島(Malta)の形容詞 Maltese だということは知識として知っているのだが,犬猫にあまり興味がない私はついつい丸いチーズを連想してしまう。

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Apr 16, 2004

スパム長者

 ウェブページ開設のとき,責任者への連絡先は当然記しておくべきものと考えて,メールアドレスを世界に公開したところ,いつのころからかスパムメールが来るようになった。「本格的」になったのは今世紀になってからような気がする。去年から増え方がさらに急になり,Norton Utilities に含まれている Norton Antispam を使ってみたのだが,スパム鑑別精度は良くなかった。
 今年になって,スパムメールが1日70通を超えるようになった。そんな折,やはり先達はあらまほしきものかな,Classica の iio さんが,「長かったスパム・メールとの戦いにも,ついに終戦が訪れようとしている」という感慨深い言葉で始まる記事で,POPFile というフリーソフトがあることを教えてくれた(iio さんの「続報」も参照)。

 即,導入したところ,前にも本欄(4月1日の「Noise & Virus」の末尾)で書いたように,この POPFile は,まことに胸のすくような活躍ぶりで,快刀乱麻を断ってくれる。その後もスパムメールは増えて,3月には1日100通以上という「スパム長者」となったが,誤分類は1週間に1~2件程度しかない。
 古いたとえでいうと,昔の映画館で,登場すると拍手が湧いたという鞍馬天狗のような存在である。
 先日はサブのノートパソコンにも導入した。策を弄してデスクトップでの「学習成果」を移行したので,「すべてガッテン,承知でやんす。アッシにお任せください」とばかりに同様の活躍を見せてくれている。

 関係ないけど,ドヴォルザークのチェロ協奏曲第3楽章の冒頭を聞くと,遠くから鞍馬天狗が駆けつけてくる場面のような感じがしてしまう。とりわけ,ドタドタと野暮ったい演奏の場合は特に。

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Apr 14, 2004

首から族

 昼食時,IDカードだか入館証だかを首からぶらさげて街を歩いている人が,ますます増えてきた。セキュリティにうるさい新しいビルの人たちなのだろう。
 そういえば,有明の東京ビッグサイトでの展示会などでも,入場券を首にかけるようにうるさく言われる。手に持っていたのでは許してくれない。

 一年中ある事物でも,何らかの印象で季語になるようで,風船は春,夜学は秋だという。これからの季節,上着を脱ぐ人が増えると,首にかけたカードはさらに目立つようになる。やがては,夏の季語になるかもしれない。

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Apr 12, 2004

神々のたそがれ

 2001年から毎春1作ずつ上演されてきた新国立劇場の『ニーベルングの指輪』,俗称「トーキョー・リング」が完結の年を迎えた。
 最終作『神々のたそがれ』は3月下旬から6回公演があり,私はその2回目の3月27日の回を見に行った。この日は前日のプレミエと2日連続の公演で,この長大な曲としては無理のあるスケジュールだ。もちろん主要歌手は交代するが,気の毒なのは4時間半弾きっぱなしのオーケストラだ(オケは前回の『ジークフリート』からN響)。
 キース・ウォーナーの演出は,風船が舞う遊園地のような『ラインの黄金』に始まり,次々と何かが起こる刺激的な舞台だった。わけのわからないところはいろいろあったが,乾いたユーモアが,ややあっさりめの準メルクルの音楽にマッチしていた。壮大かつ深刻な大団円をむかえる『神々のたそがれ』も,あとから振り返ると,意外な明るさと軽みが印象に残る。
 ジークフリートの旅はカーナビ画面のような地図上で示されていた。『ワルキューレ』からだいぶ経ったはずだが,地図には「フンディングの小屋」もあった。ブリュンヒルデの愛馬グラーネは小さなトランクの中の木馬だった。いや木馬であることは登場の最初から同じだが,『ワルキューレ』のときは舞台いっぱいの大きな存在だったから,最後に火の中に飛び込んでいくときはどうなるのかなと思っていたのだが,結局大きくはならないままだった。

 3人のラインの乙女は,刑事コロンボのようなコートで登場した。最初はわからなかったが,コートの下はレオタードで,やがてコートを脱いで川の中を泳ぐ。この役の歌手たちはとても乙女とは見えない体型で,この衣装を着せられたのは気の毒だった。これに対し,グートルーネはピンクのミニのスーツがよく似合っていた。(ギービヒ家の女性たちはすべてこの華やかなピンクのスーツだったが,すべてがグートルーネのようにスマートだったわけではなかった。)グートルーネは最後にこのスーツを脱いで黒のキャミソールになった。
 ゲッツ・フリードリヒ/ベルリン・ドイツオペラ,ハリー・クプファー/ベルリン州立オペラに次ぐ,3つめの『指輪』が終わった。4作の一挙上演はないのだろうか。

 『神々のたそがれ』というタイトルは,英語の文献でもドイツ語のままGoetterdaemmerung とするのが今は普通だが,昔のあるレコード(もちろんLP)では Twilight of Gods となっていた。「薪の灯りが とてもきれいね ライン川…」という歌詞でもついていそうな感じがした。

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Apr 07, 2004

聖者の行進

 3月25日だったと思うが,昼休みに,近くの小学校から突然「聖者の行進」のバンド演奏が聞こえてきた。吹奏楽器が聞こえると血が騒ぐ私は,あわてて道を曲がって駆けつけた。
 卒業式が終わり,バンド演奏に送られて卒業生が校門を出て行くところだった。昔なら鼓笛隊だったところだが,ちゃんとした金管バンドである。しかも,在校生だから5年生以下のはずなのに,多少リズムがどたどたしているものの,立派な演奏で,通りがかりの人の足を止めさせていた。
 ただし,本当は「聖者の行進」は葬式の曲だ。saints は「ホトケサマ」と同様,「死者」をも意味する。私は,父の葬式のあと,霊柩車の出発のときにこの曲をラジカセで流したが,元来の米国南部では,葬式から帰ってくるときの曲だという。
 ちなみに,この曲の3番の歌詞(いろいろなバージョンがあるようだが)は,「裁きのラッパが鳴り響くとき…」というもので,これはまさに,レクイエムの「tuba mirum」と同じだ。
 (この記事タイトル,最初は「聖者の更新」と変換された。)

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Apr 04, 2004

神保町昼食ニュース4月号

 「本拠地」の「神保町昼食ニュース」の章に,4月号を掲出しました。

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Apr 03, 2004

サリエリ『ファルスタッフ』

 局地的に約2か所(classica擬藤岡屋日記)で話題になっているサリエリの『ファルスタッフ』は,1988年に東京モーツァルト劇場が上演したのを見たことがある。音楽も舞台もほとんど覚えていないが,非常に真っ当な曲だったような気がする。場所は,今はジャニーズ事務所に身売りしてしまった東京グローブ座だった。
 ヴェルディの『ファルスタッフ』は,傑作かもしれないけど楽しくない。歌も大合唱もないヴェルディなんて…。話はおもしろいが,それなら『ウィンザーの陽気な女房達』でいいし。

 定年退職者を送り,新人を迎え,人事異動があり,ヤンキースはあわただしく帰り,代表チームは薄氷を踏み,地下鉄が新会社になり,消費税の総額表示が始まって飲み屋が便乗値上げし(まあやむを得ない範囲ではあるが)…,と気疲れのする1週間だった。

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Apr 02, 2004

Noise & Virus (2)

 承前 『Asahi パソコン』4/15号を見たら,ちゃんと「ノイズ&ウイルス」のページがあった。
(参照:http://www3.asahi.com/opendoors/zasshi/pkon/index.html)

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Apr 01, 2004

アンズの芽

 3月19日・20日の本欄に書いたとおり,神保町三井ビル南側のアンズの花はあっけなく散ったが,このところの暖かさで,芽が急に伸びてきた。(写真は31日)
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 西側の緑地では,黄色いなんとかデージー(名札が出ている)が花を咲かせている。
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 同ビル南入口の回転ドアは,時節柄,閉鎖中。

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Noise & Virus

 英国BBCのエイプリルフール・ニュースというのは今もあるのだろうか。もうだいぶ前のことだが,4月1日にBBCが「イタリアでは今年はスパゲッティが豊作で…」という具合に「スパゲッティの収穫風景」のニュースを流し,信じた視聴者から「どこでとれるのか」「どうやって栽培するのか」といった問い合わせが殺到したという。
 日本のテレビではここまで手の込んだうそニュースはやりそうもないが,かつて『東京新聞』(たぶん親会社の『中日新聞』も同じ)では,見開きの特報面に「きんさん・ぎんさんは実は三つ子で,妹のどうさんを移住先の南米で発見した」という記事を載せたことがあった。古ぼけた写真もあって,なかなかうまくできていた。
 ほかに『Asahi パソコン』では,通常の「News & Views」というニュース記事のタイトルを「Noise & Virus」と変更してうそニュース記事を載せるということを,数年にわたってしていた。そこに載った新製品の記事の中には,後に「バウリンガル」とか「電子ペーパー」のような形で実現に近づいたものもあったように記憶する。

 ここ数日,スパムメールがまた増えた。それ以前の4割増である。
 ありがたいことに,快刀POPFile(参照先:http://popfile.sourceforge.net/)が乱麻を断ってくれているが,ウイルスつきも多く,不気味だ。

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