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Aug 08, 2004

ヴィシー風に

 藤岡屋さんを見習って,夏の料理の話題をひとつ。
 私の夏の定番料理はヴィシソワーズ,要するにジャガイモで作る冷たいクリームスープである。ほとんど毎週末に作り,火曜日ぐらいまで食べる。多少の手間はかかるが,フードプロセッサーがあればたいしたことはないし(私はほとんどこのためだけにフードプロセッサーを買った),技術もあまりいらない。
 材料は,ジャガイモ1袋(1kg弱ぐらい。皮をむいてざくざくと切る),タマネギ(大)半個(薄切りにする),牛乳3カップ,スープ(市販のコンソメスープの素で作ればよい)3カップ,バターと調味料。

(1) 鍋にバターを溶かし,タマネギとジャガイモを入れ,牛乳を注いでそのまま,ジャガイモがくずれかけるまで弱火でゆでる。
(2) フードプロセッサーにかけてクリーム状にする(あわてずに少しずつした方がよい)。
(3) 鍋に戻して,スープを加え,塩・コショウで味を調える。
(4) 冷やす(私は,流しで鍋の外に水を流し,中にはビニール袋に入れた氷を入れておき,20分ぐらいしたら鍋ごと冷蔵庫に入れる)。
(5) 食べる直前に味を見て調整,好みによって牛乳を足す。パセリを散らしてサーブ。

という非常にシンプルな作り方で十分おいしいと思うが,ものの本によると,生クリームを使う,セロリを入れる,長ネギを少し入れる,パセリでなくセルフィーユをあしらう,などいろいろな流儀があるようだ。
 ただし,生クリームやバターを多く使ったのを,冷たくてのど越しがよくいからといってたくさん食べると,胃にこたえるからご注意を。

 今年はまだやっていないが,だしと白しょうゆ,牛乳で作る和風ヴィシソワーズもなかなかいける。西洋風よりだしを多くして吸い物の感じにするとよい。あしらうのはジュンサイなど。

 ところで,ヴィシソワーズ(Vichyssoise)というのは,フランスの温泉地ヴィシー(Vichy)の形容詞(および住民を表す名詞)である。ヴィシーはスープに名を残すだけならよかったのだろうが,第二次大戦中の親ナチ政権所在地としても名を残してしまった。

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Tracked on Aug 22, 2004 at 05:24 PM

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