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Jan 04, 2005

二市物語――仙台と山形

sakunami_stn1 すこし前,JRのみどりの窓口で「仙山線の作並までの乗車券を」と言ったら「仙台市内行き」の切符を渡されてちょっととまどった。観光客誘致のために市内駅の範囲を広くしているのかなと思ったのだが,帰って地図をみたら,山形県との県境に近い山あいの作並駅(写真)は,仙台駅西側の繁華街や仙台市役所と同じく,仙台市青葉区にあるのだった。
 となりの山の中の秋保(あきう)温泉,もっと山の中の二口温泉は仙台市太白区であり,仙台市は,太平洋から県境の面白山まで,直線距離で東西約42kmの広がりを持っている。

 地図によると,仙山線は,仙台駅を出発してから,作並の2つ先の奥新川(おくにっかわ)まで40分以上,ひたすら青葉区内を走り(正確には,最初の3kmほどは宮城野区との境界を走る),次いで太白区を少し通って(駅はない)面白山トンネルに入る。
 トンネルを抜けた面白山高原駅は山形県である。そこでなおも地図をよく見ると,面白山高原も次の山寺も山形市なのだった。つまり,全線62.8km(奥羽本線に合流してからの4.8kmを含む)の仙山線は,仙台と山形の2市のみを走っているということになる。

 かつて深名線が幌加内町を延々と走っていたことなどはあるが,2つの市,それも県庁所在地のみを数十キロ走る鉄道というのは,ほかにあるのだろうか。

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