« 2つのモーツァルト | Main | 狐火を迎える »

Apr 16, 2005

海のそばの美術館

 神奈川県立近代美術館の「葉山館」が開館したのは2003年10月だった。鎌倉の従来の美術館(「鎌倉館」となった)は鶴岡八幡宮の緑とその背後の山に抱かれていたが,葉山館は相模湾に向かって開かれている。
 今年2月に行ったときは,まずひとつ先のバス停近くの蕎麦屋で優雅な昼食をとってから美術館へ行った。不思議な暖かさのあるハンス・アルプの展覧会を見て,海と富士山の見える細長い喫茶店でコーヒーを飲んだ。さらに,斜め向かいの小道を入ったところにある「山口蓬春記念館」へ行き,こんどは日本家屋の座敷から海を眺めた。

 海のそばにある美術館といえば,数年前に,徳島県の鳴門大橋の近くにある大塚国際美術館に行った。
 ここは普通の美術館ではなく,セラミックの板の上に世界の名画を原寸大で複製したものを展示した壮大な「贋作美術館」であり,「教科書に出てくる名画」がすべて揃っているばかりでなく,ヴァチカンのシスティーナ大聖堂(こんどコンクラーベが行われる)の天井画も本物と同じ大きさ・高さ(!)で再現されている。
 普通の美術館であれば,その内容にはいろいろな意味でばらつきがあり,目玉となる作品は他の作品と見比べることによってその位置が明らかになるのだが,ここでは見渡す限り超一級の名画で,しかもかなりの密度で並べられていて,息つく暇もない。
 まあしかし,時間が少なくてかなり急いで見たために,なおさらそう感じたということもあろう。機会あれば1日がかりで見てみたい。

|

« 2つのモーツァルト | Main | 狐火を迎える »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23118/3720950

Listed below are links to weblogs that reference 海のそばの美術館:

« 2つのモーツァルト | Main | 狐火を迎える »