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Jun 30, 2005

よくぞ女に

 暑くなって

夕涼みよくぞ男に生まれける
という句を目にするたびに,ステテコひとつでうちわを片手に縁側に座っている磯野波平さんのようなオヤジを,長年何となく思い浮かべていた。

 しかし,平成の(昭和後期からか)都会の夏,「よくぞ…に生まれける」という思いを抱いているのは圧倒的に女性ではないだろうか。肩,胸元,背中,腹,脚の大部分を露出すれば,その露出面積の割合はステテコひとつの場合に勝るとも劣らない。
 しかも,ステテコおじさんはさすがに町を歩くわけにはいかないのに対し,女性はかなりの露出度でも町を歩いて特に不自然ではない。

 ところが,冒頭の句は,実は芭蕉の高弟・榎本其角の句であることを,つい2,3年前に知った。江戸時代だと,ステテコではなくて褌?――問題は複雑化した。

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