Bravi! 『アンドレア・シェニエ』
新国立劇場の『アンドレア・シェニエ』(23日)は,この劇場での経験の中でも屈指の名演だった。主役3人がそろって美声かつ好調で,タイトルロールのテナーが太っていたことを除けば,間然するところがない。
特に,アルバレスの代役として登場したレイフェルクス。以前キーロフ・オペラの『ボリス・ゴドゥノフ』で脇役ながら大きな存在感を示して印象的だったのに,その後何度か登場したときにはあまり冴えなかった。それが今回は,最初のときの印象が幻ではなかったことを知らしめる好演だった。もう少し年かと思ったら,意外と若々しい。
アルローの演出は,今日は詳しくは書かないでおくが,歯切れがよく,舞台と照明も美しかった。
この公演は,このあと,26日17時,29日18:30,2日19時,5日14時と4回ある。行こうかどうしようかと迷っている方には,おせっかいながら,行くことをお勧めしたい。上演時間は休憩30分を含めて2時間45分ほどで,体力的にも楽だし!
今月から来月にかけては,このアルローの演出のオペラが2本(もうひとつは『ホフマン物語』の再演)同時期に上演される。
