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Jan 21, 2006

ゲルギエフの圧縮リング

 怒濤の「指輪ウィーク」の最中である。マリンスキー劇場(サンクトペテルブルク)の,というよりはゲルギエフの『ニーベルンクの指輪』,今回の第2チクルスは,水木土日という前代未聞の condensed Ring である。
 以前このブログの2004年5月の項で考察(?)したように,『指輪』上演の最短日程は「RWやSやG」だと思っていた(先週の第1チクルスもこの形)が,今回は後半の超大曲の間に休みの日がない。しかも,第1チクルスの後,中1日しかなかった。

 ロシアの体力勝負のオーケストラならまあ可能なのだろうと思っていたのだが,前半の2曲を聞いたところでは,オーケストラ以外も含めて,やっぱりかなり大ざっぱな演奏だった。さらに大変な今日・明日,集中力を保つのは困難だろう。もっとも,これは聞く方も同じだが。
 序夜『ラインの黄金』は,歌も演出もごたごたしていて,休憩なしで座っているのがつらかった。『ワルキューレ』は,曲のせいもあるが,少しはまとまっていた。第1幕では,ジークムントとジークリンデが声・姿とも若くてなかなかよかった。しかし,ヴォータンが,特に第3幕では声が響いてこなくて,最後がちっとも盛り上がらなかった。
 新国立劇場の「指輪」(2001~2004) の不思議な明るさがなつかしくなった。

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Comments

東京文化会館で何人もがトーキョー・リングを思っていたとは…。味わい深いです。

Posted by: 夏炉登仙 | Jan 23, 2006 at 07:24 PM

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『ラインの黄金』と『ワルキューレ』まで観た。明日が『ジ ークフリート』で明後日が『神々の黄昏』である。途中経過。 [Read More]

Tracked on Jan 21, 2006 at 10:19 PM

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