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Feb 22, 2006

三都物語――(17) 地下鉄とトラム

 これまで時間の順で概要を記したが,以下,「テーマ別」の補遺を少し書く。

◇3路線
 3都市とも,地下鉄を軸に,トラム(路面電車)とバスが絡み合う形で市内交通を担っている。
 プラハとブダペストの地下鉄は共に3本の路線があり,規模も同じくらいである。ブダペストでは3本の路線がデアーク・フェレンツ・テールという1つの駅で交わっているのに対し,プラハでは中心部で3本の路線が小さな三角形をなしていて,2路線の交わる駅が3つある。
E0512_4-1

◇エスカレーターの速度
 最初に乗ったプラハでは,1日券はタバコ屋で買うようになっていた。タバコ屋とはいっても,飲み物だの新聞だのちょっとしたお菓子もあって,ミニコンビニだった。
 改札口に日付を入れる機械があるので,そこに切符を通して入場する(これは3都市共通)。最初に乗った駅で,エスカレーターが速いのに驚いた。感覚としては日本の地下鉄駅の1.6倍ぐらいのスピードだ。エスカレーターで歩く場合は左を歩き,止まっている人は右に立つヨーロッパ(および大阪!)式だったが,これだけ速いと,歩く人はさすがに少数派のようだ。E0512_4-2

 ホームは広く,トンネルの幅が広い。大阪の御堂筋線の天井を低くしたような感じである。路線ごとにラインカラーがあって,乗り換えも迷うことはない。しかし,(4)で書いたように,外へ出たときにそこがどこなのかがわからなくて困った。地図つきの出入り口案内図がほしいところだ。

 ウィーンでも1日(24時間)券,ブダペストでは3日券を,駅の窓口で買った。いずれも,トラムやバスにも乗れる。
 どこも,普通は切符をチェックしない。ブダペストで1回だけ,ホームへ入ったところで検札があった。

◇銀座線E0512_4-3
 ブダペストの地下鉄1号線は,メインストリートのアンドラーシュ大通りの下を走っている。これはなんと,ロンドンに次いで世界で2番目に古い地下鉄だという。駅は,古風だが,きちんと手入れされていた。古いから浅いところを走っていて,駅間は短く,ラインカラーはオレンジがかった黄色,駅はタイル張りで,あらゆる点で東京の銀座線(これは「東洋初」の地下鉄というのが開業時の宣伝文句)と似ている。
 3線の乗換駅デアーク・フェレンツ・テールは,銀座線との対比では銀座駅のような存在で,乗り換えはけっこう遠い。

 各線の車内に『ハウルの動く城』のポスターがあった。駅のエスカレーターでは,着物の女性の写真があるなと思ったら,アラーキー(荒木経維)の写真展のポスターだった。
E0512_4-4

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Comments

総じて旧共産圏の地下鉄は速いです。チェコのプラハも速くてビックリしました。モスクワに半年ほど住んだ経験のある妻の話でも、モスクワのエスカレータは速かったそうです。

Posted by: 【篠の風】 | Feb 23, 2006 at 08:08 AM

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