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Feb 28, 2006

『荷風!』神保町特集の飲食店

 関心のある方はとっくに読んだことと思うが,『荷風!』の神保町特集号(→参照)に登場する飲食店をリストアップしておく。

 まず,カレー店の記事には,ボンディ共栄堂エチオピアムガール・マハールの4店。それぞれ店主に取材している。錦華通りのMには取材拒否されたという。カレーと関係のないエチオピアがなぜ店の名になったかも語られている。

 それから,レストランでも食堂でもなく「キッチン」という視点で,キッチン南海キッチンジローキッチングランが挙がっている。ジローの会長の小林二郎氏へのインタビューがおもしろい。昔,創業の地・南神保町店(今の店より少し東にあった)でよく見かけた丸顔がなつかしい。
 70年代前半だと思うが,そのジローに入ろうとして小銭がないのを思い出し,「1万円札でいいですか」と聞いたことがあった。当時,2品の盛り合わせは300円台だったと思う。二郎サン(名前は知らなかったが)に「どうぞ,どうぞ。いやあ,そういうこと聞いてくれるお客さん,ありがたいですよ」と言われて,かえって恐縮した。

 それから,別格として独立の記事になっているのが,ランチョンさぼうるの2店。さぼうるのマスターへのインタビューも内容豊富である。さぼうるの記事には,ラドリオ,ミロンガ・ヌオーバ,エリカを紹介するコラムもある。

 居酒屋エッセイの名手,太田和彦の「神保町居酒屋探検」では,銘酒居酒屋さらさらいちこう菊水兵六浅野屋を訪ねる。ほかに,名前だけ出てくるのは,みますや,鶴八,八羽。このうち,さらさらというのは入ったことがなかった。
 飲食店を紹介しているわけではないが,なぎら健壱の「神保町とアタシ」というエッセイも,神保町への入れ込み具合がおもしろく語られている。スタバ脇の路地のモノクロ写真が,今どき珍しく裏焼きになっているのがご愛嬌。フィルムから手作業で現像したのだろうか。

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何回か店まで行ったり、電話を掛けてみたりもしたが、今年 になって、神田小川町“鶴八”が店仕舞いしたようである。 [Read More]

Tracked on Mar 01, 2006 at 10:55 PM

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