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Apr 23, 2006

三省堂パーラー ――神保町'70s (7)

 三省堂書店神田本店の西側,「兵六」のはす向かいあたりの位置の1階に,かつては「三省堂パーラー」があった。書店の当時の建物の一部なので天井が高く,荘厳とまではいかないが落ち着いた雰囲気の「洋食店」で,学生にはちょっと敷居が高い感じだった。
 もはや断片的なシーンしか記憶にないが,白髪のボーイ長がいて,昼に集中する客を各テーブルに割り振っていた。メニューにはある程度高級なものもあったのかもしれないが,昼食に食べたのはカレーやスパゲッティナポリタンだった。ここで知った料理としてはドライカレーがある。
 これは店のせいではないが,タバスコが指についていたのに気づかず,手で目をこすってひどい目にあったこともあった。

 三省堂書店は,大震災後復興すると,文具,学生服,靴,帽子などの売り場や洋食堂を作り,「学生のデパート」を標榜していたという。その後かなり変化があったが,70年代になっても,洋服部,レコード店,それにこのパーラーは健在だった。
 先述の『荷風!』の神保町特集の記事によると,旧本店は1937年の建築で,1980年まで使われた。この取り壊しと共にパーラーも消えた。

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