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Jun 21, 2006

リゲティと岩城宏之

 先週,作曲家リゲティと指揮者岩城宏之の訃報が同じ日に新聞に載った。

 リゲティは,N響の演奏会などで実演を聞いたこともあったと思うが,その音楽については記憶がない。にもかかわらず,リゲティの名が思い出深いのは,ずっと前に音楽についてのあるレファレンスブックの翻訳の手伝いをしたときに,リゲティについての部分の下訳をしたことがあるからである。後で見たら,その部分についてはほとんど下訳のまま完成品になっていて,ひそかに赤面した。

 岩城氏は,中学生のときぐらいから長年,テレビでもっともおなじみの指揮者だった。しかし,その割りに,実演に接したことは少なく,たぶん片手で数えられるぐらいである。最後に聞いたのはもう15年前,1991年3月の歌劇『金閣寺』(黛敏郎)だった。
 岩城氏のエッセイはずいぶん読んだ。「天声人語」氏が書いていたうまいビールの注ぎ方のことはよく覚えている。音楽の裏方さんたちのことを書いたシリーズで,ハープ専門の運送屋さんの車に同乗して知り合いのハープ奏者の家に行き,「○○運送です」と言って顔を出した話には,爆笑させられた。

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» ジェルジ・リゲティ逝く [CLASSICA - What's New!]
●ジェルジ・リゲティが死去、そして翌日岩城宏之死去。訃報のときばかり共通の話題が広がってしまうが、これはしょうがない。才能のある人、功績のある人が死んだ事実はだれもがすぐに知ることができるが、才能のある人、功績を残す人が生まれた瞬間は誰にもわからないんだから。 ●で、リゲティ。20世紀後半を代表する作曲家であり、かつ一定のポピュラリティも獲得できた人として、まっさきに挙げられる一人だろう。以前はWERGOレーベルの録音でポツポツ聴くという感じだったが、晩年になってSONYとTELDECのようなメジャ... [Read More]

Tracked on Jun 21, 2006 at 10:43 AM

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