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Aug 22, 2006

幽霊列車

 テレビをふと見たら,家城(いえき)というなつかしい駅名が出てきたので何だろうと思ったら,8月20日の午前0時過ぎ,名松線の家城駅から無人の列車が勾配のある線路を下り始め,8.5キロ以上走って上り坂になるところで止まったというニュースだった。

 三重県を走る名松線は,かつて関西へ行った帰りにわざわざ乗りに行って,初めて写真付きの報告を本拠地の「鉄道の章」に書いたことがある。名松線は,松阪から名張を目指したが途中で行き止まりになった地味な線で,家城駅には腕木式の信号機があることで,一部のファンには知られている。

 走り出したのは家城駅に留置してあった車両で,沿線の人によると,夜中に踏切の警報機が鳴ったので何かと思って外に出てみたら,無灯火の車両が走っていくところだったという。
 都会の明るい夜と違って本当に暗い中を列車が走っていくのは,『さまよえるオランダ人』の幽霊船のようで,不気味な風景だったことだろう。
 こういうのも「事故」ということになるのだろうが,警報機がけなげに働いてきちんと鳴り,何も被害・損害がなかったのは幸いだった。いたずらっ子が,たまには自由に走ってみたいと思ったのかもしれない。

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