2つの『夕鶴』
11月30日の朝刊に,木下順二氏の訃報が出た。
40年前にすでに『夕鶴』が国語の教科書に載っていたから,ずいぶん昔の人のような気がしていたが,『夕鶴』は作者の三十代の作品で,その後も長く「現役」の劇作家なのだった。
團伊玖磨の歌劇『夕鶴』は,この戯曲をそのまま台本にしている。この点,同じく戯曲のかなりの部分をそのまま用いたオスカー・ワイルド=リヒャルト・シュトラウスの『サロメ』を思わせる。
歌劇『夕鶴』の成功の大きな要因が台本の良さにあったことは,作曲者が台本も手がけた後の作品と比べるまでもない。團伊玖磨のオペラでは,結果として,最初の作品が最大の成功作となった。
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大仕事が(ほんとうは永久に終わりがない仕事だが),ともかくも一段落し,俗世間に復帰した。ブログにも少しずつ復帰したい。
暖かい晩秋で,ところどころで遅い紅葉が美しい。
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