ドレスデンから
2月下旬の某日,池袋の焼鳥屋(→参照)にいたところ,西洋人のたぶん四十前後の男女が,ドイツ語をしゃべりながら入ってきた。女性は酒を,男性はビールを頼み,料理は,並んでいる串を指さして「This one.」などと言って注文した。
最初は口を出さないでいたが,私の頼んだものが気になるようだったので,これは鶏の挽肉のだんご,これは a kind of green pepper などと英語で説明してやった。
それをきっかけにきいてみたら,来日中のドレスデン・フィルハーモニーの,女性はヴァイオリン,男性はヴィオラ奏者で,池袋のMホテルに泊まっているのだった。今回はドレスデン聖十字架合唱団といっしょの日本・韓国ツアーで,翌日はモーツァルトのレクィエム,その次はマタイ受難曲(最初,真大樹難局と変換された)という予定だとのこと。
2人とも非常にきちんとしたわかりやすい英語をしゃべる。私は,昔ドイツ人の神父さんに英語を習ったことがあり,そのお姉さんは戦前のドレスデンのオペラ歌手だった,という話をした。2人は,この秋にドレスデンのオペラの日本公演があることもよく知っていて,『タンホイザー』とあと何だっけなどと言っていた。
何かお薦め料理はと聞かれて,マスターは「モツ煮はどうですか」と答えた。しかし,豚や牛の内臓だと説明してやったら,「うーん,それは勘弁」という。それで,私は自分が最初に食べた鶏とダイコンの煮物を,うす味でポトフのような感じだと薦めたら,2人とも喜んで食べていた。
たまたま他の客からお茶漬けの注文があり,マスターは,だしをとる作業を始めた。この店では,お茶漬けの注文があると,そのつどカツオ節のだしをとる。これは何をしているのかというので簡単に説明したら,2人は「Interesting!」と言いながら身を乗り出して見ていた。
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Comments
そうですか。ひょっとしてその神父さんは「天狗さん」ではありませんか? 制服が個性的なあの学校でではありませんが、私もお世話になりました。今は石神井におられるそうです。関係ありませんが、もう15年も前でしょうか、ホテル・オークラのエレベーターでクレーメルと二人きりになり「私は至福です」と言うのがやっとだったという経験があります。
Posted by: 夏炉登仙 | Mar 07, 2007 at 06:57 PM
コメントありがとうございます。ご明察のとおりです。(なお,制服はこんど少し変わるとのこと。)
Posted by: 家主IIZUKA | Mar 12, 2007 at 08:52 AM