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May 04, 2007

「考える人」のひじ

 先述の上野のついでで思い出したが,だいぶ前,読んでいた本にロダンの「考える人」のことが出てきて,そこに「右ひじを左ひざの上について…」というような描写があった。なんでもなく読み過ごしそうになったが,あれ,右ひじを「右ひざ」の上じゃないのかなとちょっと引っかかった。
 画像検索など想像もできなかったころで,確かめるには図書館で画集を探すのが常道だろうと思ったが,それよりは上野で実物を見る方が早い,というわけで,次の休みの日に国立西洋美術館に出かけた。「考える人」は庭にあって,入場しなくても外から見えることは知っていたから,双眼鏡を持って行ったのである。
 見ると,「考える人」はまっすぐ座っているわけではなく体を左にひねっていて,確かに右ひじを左ひざにのせていた。双眼鏡で見るまでもなかった。考えているように見せるためには,文字通りひとひねり必要なのだなと思った。

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