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May 09, 2007

ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」/国立新美術館

 連休の最終日の昼前,今年3回目を迎えたラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2007というのはどんなものだろうと東京国際フォーラムへ出かけてみた。外は雨だったが,内部には熱気に満ちたお祭り空間があった。
 プログラムによると,この日の大小さまざまの有料コンサートは26件あり,そのうちまだチケットが販売されていたのは4つだけだった。その中から,ちょっと迷った末,夕方のビルバオ交響楽団(スペイン)の「ダフニスとクロエ」のチケットを買った(\3000)。この音楽祭は,45分ぐらいのコンサートを最高3000円で気軽に,というのが大きな特徴である。
 で,地上に上がったところに並んでいた「屋台」の中から,ギリシャ風ハンバーガーとハイネケンのナマで軽めの昼食とした。ハイネケンのナマはたぶん20年以上のごぶさただった。昔は珍しい外国産生ビールとしてありがたくいただいていた。

 そのあと,急に思い立って出かけたのは,乃木坂の国立新美術館。地下鉄の駅に直結していていて,東京国際フォーラムと同様,壮大な吹き抜けのあるバブリーな建物だった。
 2つの開館記念の企画展のうち,先に終わる「異邦人たちのパリ」を見た。ポンピドーセンターの所蔵する作品によるもので,ピカソ,モディリアーニ,フジタ,シャガール,カンディンスキーなどのほか,マン・レイ,ブラッセイの写真などもあり,20世紀にパリにやってきたというだけの共通項なのでかなり雑然としてはいるが,内容充実の展示だった。

 夕方,有楽町へ戻り,会場のホールAへ。ここに入るのは初めてだった。「ダフニスとクロエ」を生で聞くのはこれまた20年ぶりぐらいである。
 2階はだいぶ空席があったが,演奏は熱気十分で,特にフルート,コールアングレのソロは立派だった。オーケストラの魅力を堪能させてくれるこの曲を,合唱(晋友会)つきで \3000 はたいへんお買い得。隣の席では,女性が連れの男性にオーケストラというものの初歩を説明したりしていて,こういう音楽祭ならではの雰囲気だった。

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Tracked on May 09, 2007 at 11:13 PM

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