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Jul 14, 2007

Tempi too urgent――ロンドンで 1975

(ひとつ前の続き)
 ロンドンに着いた翌日,大英博物館やテイトギャラリーを見て,夕方一度ホテルに戻った。

 町でもらった観光案内の新聞によると,夜8時から,ロイヤル・フェスティバルホールでニュー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏会があるという。地図を見ると,フェスティバルホールは市の中心部を横切っていった先にある。東京で山手線の反対側へは30分かかるという感覚で考えて行くのに4,50分かかると推定し,1時間半前にホテルを出た。しかし実際は,地下鉄で15分ほどであっけなく着いてしまった。後でパリの町も意外と小さいことを知り,東京のばかでかさをあらためて感じた。

 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏会は若きムーティ指揮で,ショパンのピアノ協奏曲のたぶん第2番(独奏はペライア)とブルックナーの6番というプログラムだった。ショパンはピアノの音がちょっと汚いのが困りものだったが,よく歌っていた。ブルックナーはすっきりさわやかな軽量級。
 フェスティバルホールはロビーがガラス張りで,テムズ河を見下ろすことができる。休憩の時,ちょうど日没が近くなっていて,夕日がテムズを赤く染めていた。横浜の神奈川県民ホールで海が夕日に染まるのを見ると,このときのフェスティバルホールを思い出す。

 翌朝の新聞に演奏会評が載っていて,見出しは「Tempi too urgent」 そうか,tempo の複数形は tempi なのかと思いつつも,なんだか「天火が過熱した」といっているような感じがしてしまった。

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