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Sep 24, 2007

電車の本 by Yuki

 電車の写真を見るだけでも楽しそう,という軽い気持で『大手私鉄比較探見 東日本編』(JTBパブリッシング)という本を読み始めたところ,工学・電気などの技術にかかわる専門用語が最初から頻出し,目で字面を追っているだけという状態になった。鉄道は好きだが,鉄道に乗るのが好きということで,車両形式や鉄道技術には強い興味はない。
 それでも,著者の個人的な好みや感覚,鉄道車両に寄せる思いも書かれていて,そういう部分はなかなかおもしろいなと思いつつ読み進めたところ,「当時まだ少女だった私だが」という言葉が目に飛びこんできて,通勤電車の中で思わず「えーっ」と(小声で)言ってしまった。

 著者は広岡友紀氏,まったくの先入観で男だと思っていたのだが,カバーにあるローマ字表記をよく見ると「ゆき」さんなのだった。
 まことに喜ばしいことに,近ごろ女性の鉄道ファンが増えていて,「鉄子」などという言い方もできている。しかし,これだけハードに技術的な面は,これまではまったくの男性社会だった。風穴を空けたゆきさんをまぶしく仰ぎつつ,最後の方を読んでいる。

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