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September 2007

Sep 30, 2007

今日はオペラだ

 今日(30日)は,3か月ぶりでオペラに出かける。この間引っ越し等があって非音楽的な生活が続いていたから,久しぶりのわくわく感がある。

 今はなき「パソコン通信」の Nifty-Serve の「クラシック音楽フォーラム」に「オペラの部屋」があった。そこで,その日にオペラを見る人から「今日はオペラだ」というタイトルの発言がよくあったのを思い出す。
 私の関わっていた鉄道フォーラムとクラシック音楽フォーラムは,Nifty の中でも屈指の大規模,かつ活発なフォーラムだった。鉄道フォーラムは独立のサイト「鉄道フォーラム」(一部会員制・有料)として活動を続けている。

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Sep 29, 2007

『ごくらくちんみ』読中記

 読んでいる途中の本のことをもうひとつ――

 前に買って読んでいなかった杉浦日向子『ごくらくちんみ』を読んでいる。2005年7月の著者の早すぎる死去の後に出た新潮文庫版である。
 「からすみ」「ふきみそ」「ほやしょうゆづけ」「にがうるか」といった珍味をタイトルとした掌編小説が68篇収まっている。1篇はわずか2ページと数行だが,わけありの人物の過去と現在の様子をいろいろ想像させるしかけがある。登場人物がタイトルの珍味を,多くの場合おいしそうにちゃんと食べる。

 短いから,その気になれば電車を待っている間にひとつ,次の駅に着くまでに2つぐらい読めてしまう。しかし,それではもったいない。実際の珍味のように,少しずつゆっくり味わうようにしている。

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Sep 24, 2007

電車の本 by Yuki

 電車の写真を見るだけでも楽しそう,という軽い気持で『大手私鉄比較探見 東日本編』(JTBパブリッシング)という本を読み始めたところ,工学・電気などの技術にかかわる専門用語が最初から頻出し,目で字面を追っているだけという状態になった。鉄道は好きだが,鉄道に乗るのが好きということで,車両形式や鉄道技術には強い興味はない。
 それでも,著者の個人的な好みや感覚,鉄道車両に寄せる思いも書かれていて,そういう部分はなかなかおもしろいなと思いつつ読み進めたところ,「当時まだ少女だった私だが」という言葉が目に飛びこんできて,通勤電車の中で思わず「えーっ」と(小声で)言ってしまった。

 著者は広岡友紀氏,まったくの先入観で男だと思っていたのだが,カバーにあるローマ字表記をよく見ると「ゆき」さんなのだった。
 まことに喜ばしいことに,近ごろ女性の鉄道ファンが増えていて,「鉄子」などという言い方もできている。しかし,これだけハードに技術的な面は,これまではまったくの男性社会だった。風穴を空けたゆきさんをまぶしく仰ぎつつ,最後の方を読んでいる。

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Sep 23, 2007

シベリウスと横須賀市

 今年はシベリウスの没後50年の記念の年である。音楽の語法は保守的だし,有名な曲は20世紀初頭の曲が多いので,ずいぶん昔の人のような気がするが,長命だったのでまだ50年しかたっていない。

 今年の2月15日,わが故郷・横須賀市は市制100年を迎えた。1907年といえば日露戦争のすぐあとで,軍港の町としての重要性が高まった結果でもあるのだろう。神奈川県では,横浜に続き,2番目の市だった。
 実は,市制50周年のときに,記念のバッジをもらったという記憶がある。50という字を大きく扱ったデザインのバッジだった。――そんな記憶があるということに自ら苦笑しつつ,シベリウスは「まだ50年」かとあらためて思った。(作曲家の没年については →参照

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Sep 22, 2007

ベームの『フィガロ』の DVD

 1980年のウィーン国立歌劇場来日公演のカール・ベーム指揮『フィガロの結婚』のDVDをやっと買ってきた。出たらすぐ買うつもりだったのに,その後ちっともレコード屋に行かなかった。
 1日1幕ずつ見てみた。画像は非常に鮮明で,音もFM放送用の録音から画像にシンクロしたとのことでかなり良好。ゆっくりのところは特に,今はなかなか聞けない遅いテンポだが,全体としては十分にはつらつとしている。
 収録は9月30日の初日で,私はひだまりさんと同じく10月3日の2回目の公演を見た。ベームの指揮に接するのはそれが最後になった。このときベームがオペラを指揮したのはこの2回の『フィガロ』と,10月9日の『ナクソス島のアリアドネ』の計3回だったと思う。

 公演の細かいことは忘れているが,DVDを見ていると「そういえばこうだった」と思い出すことも少しはある。私は,東京文化会館での3演目(フィガロ,ナクソス,後宮)を,4階L席で見た。ほとんど真横から見下ろす席で,舞台上での動き(ケルビーノのナマ着替えシーンも!)がよく見える席だった。

 当時の主要歌手の年齢は,いくつかの資料を総合すると,ヴァイクル(伯爵)38歳,ルチア・ポップ(スザンナ)40歳,ヘルマン・プライ(フィガロ)51歳,ヤノヴィツ(伯爵夫人)42歳,アグネス・バルツァ(ケルビーノ)35歳。ヴァイクルはまあいいとして,他はせめてあと5年早ければと思わないでもないが,それは見たからいえるぜいたくだろう。バルツァは後で,ベームから直々に頼まれたので歌ったが,ケルビーノは今後歌わない,と語っていた。ポップ,プライの2人はすでに他界した。

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Sep 19, 2007

Wangs in New York

 いまニューヨーク・ヤンキースのエースは王健民だが,ニューヨーク・フィルハーモニックの首席オーボエ奏者も王さんである。青島生まれの王亮(Liang Wang)氏,27歳。

 昔,中国では東ドイツの楽器をコピーしたオーボエやファゴットが作られていて,一時日本にも輸入されていた。特にファゴットは,これが当時手に入るいちばん安い楽器であり,「支那竹」という愛称(?)でアマチュアのオーケストラで使われていた。

 ニューヨーク・フィルのホームページにある楽員名簿によると,管打楽器にはほかにアジア系らしい名前はないが,弦楽器にはたくさんいる。ヴァイオリンには Kim さんが4人もいる。姓名とも日本人的な名前は,チェロ,コントラバスに1人ずついる。

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Sep 16, 2007

秋雨のころ

 夏の終わりと共に,雨がちの日が多くなった。
 引っ越してすぐ駅の自転車置き場へ行ってみたところ,月ぎめ利用の枠がかろうじて空いていたので申し込んだ。自転車で急いでも汗をかかないくらいの気温になって快適だが,朝雨模様だと,自転車で行くべきか迷う。歩いても13分,バスも利用できるが時間はほとんど同じである。

 少しの雨に対する「寛容度」は人によって違う。1滴でも降ってくると蛇蝎のごとく(?)忌み嫌って屋根の下に飛びこむ人が,特に女性には多いような気がする。レインコートというのも,少なくとも街中では女性特有のものである。私など,折りたたみ傘を持っていても,後で乾かしてたたむ手間を考えてなるべくささないで歩き出してしまう。

 前に書いたが,安いビニール傘がいつでも買えるようになって,雨に対する備えの感覚がだいぶ変わった。「置き傘」の必要性も減った。
 昔,同僚が「気象庁の予報官室にも置き傘があるんだって」と言っていた。彼は実際の話として語っていたが,結果的には都市伝説ジョークというべきか。

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Sep 15, 2007

クアパレス

 引っ越した先は,実は十数年前まで住んでいた場所である。周囲は,東京の中では比較的変化が少ない方だと思う。かつてビールの配達を頼んでいた酒屋さん夫妻など,なつかしい人に何人か会った。

 もちろん変化はあって,歩いて3分のところにある「▽の湯」(▽は漢字1字)といっていた風呂屋が,建て直されて「クアパレス▽」となっていた。引っ越してすぐ,給湯設備の具合が悪かったこともあって,そこへ行ってみたところ,駐車場もあって車できている人もいた。メインの浴槽(ジャグジーつき)のほかに,ハーブ風呂(ハーブは日替わり),露天風呂があり,サウナ(別料金)と水風呂もあって,まことに快適だった。以後,週2回ぐらい通っている。
 普通の風呂屋だから料金は都内の規定の大人430円である。毎日通うとなると安くはないなと思うが,男湯に同時に入っている人はいつも1桁で,コインランドリーも併設しているとはいえ,商売としてはなかなかたいへんなのだろうと思う。

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Sep 06, 2007

パヴァロッティ 6月8日

 台風接近で少し早く帰る途中,駅で見た夕刊紙の見出しに「パヴァロッティ死去」という見出しが躍っていた。あわてて家人にケータイメールを送ろうとして,「ぱう」と打ったとたんに「パヴァロッティ」という候補が出たのには驚いた。

 パヴァロッティを生で聞いたのは2回,いずれもメトの日本公演で,93年6月8日のネモリーノと,そのちょうど4年後97年の同日のカヴァラドッシ。57歳と61歳だったことになる。
 ひたすら声の魅力だけで聞かせるこの大テノールのオペラを,前者は東京文化会館で,後者はNHKホールだが最前列で聞けたことは,幸せな体験だったというほかはない。昔の「テノールバカ」とは違うのだろうが,姿も演技もどうでもいいと思わせる圧倒的な声という点で,唯一無二の存在だった。

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Sep 04, 2007

30年前の夏

 30年前,1977年の夏,エルヴィス・プレスリーの訃報をイギリスで聞いた。大スターだが,たった42歳だった。なにしろ昔から有名人だったので,その若いことに驚いた。

 その数日前,イギリスのラジオで,日本で火山が爆発したというニュースが報じられた。ところが,肝心の山の名前は,なんだかマウントゥースーというように聞こえるが,わからない。
 少ししてイギリスの新聞に Mt.Usu と書いてあるのを見つけた。しかし,当時,昭和新山というのがあることは知っていたが,それを生み出した火山の名は知らず,結局帰国するまで有珠山という漢字と結びつかなかった。

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Sep 01, 2007

「本拠地」開設10周年

 引っ越しの動乱のうちに「当日」をかなり過ぎてしまいましたが,「本拠地」が8月10日で開設10周年を迎えました。(本拠地の「神保町の昼食の章」の9月号のページ参照)

 あらためて,「読者」のみなさまに感謝申しあげます。

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