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Oct 04, 2007

ベーム=ウィーン・フィル 1975

 ベーム=ウィーン国立歌劇場の『フィガロ』といっしょに,1975年3月のベーム=ウィーン・フィル東京公演のDVDも買った。曲目はベートーヴェン7番,ブラームス1番,未完成とアンコールの「美しく青きドナウ」2種,マイスタージンガー前奏曲で,残念ながらシューベルトのハ長調の大交響曲は入っていない。(このときの演奏は,CDでは前に発売された。)
 『フィガロ』より5年前で,画質は『フィガロ』より劣る。ベームは当時80歳のはずだが非常に元気で,足取りも確かにさっさと歩いているし,指揮台も前に手すりのない普通のもので,立ったまま指揮している。7番の1楽章の序奏など巨匠的に遅いが,3・4楽章は十分に若々しく弾んでいる。

 この75年のベーム指揮のプログラムは,ベートーヴェンの4番・7番,レオノーレ序曲第3番・火の鳥組曲・ブラームス1番,シューベルトの未完成と大ハ長調の3種が2回ずつ,ジュピターとヨハン・シュトラウス数曲が1回,計7回だった。チケットはたしか往復ハガキによる抽選で発売された。私はいろいろな人の名前を借りてハガキを出し,前の3つのプログラムを聞くことができた。
 いちばん印象に残ったのは今回のDVDに入っていないシューベルトのハ長調の大交響曲だった。未完成のときは楽譜通りの編成だったが,ハ長調交響曲では木管とホルンはアシ付きの倍管となり,特に3楽章のトリオなど,広大なNHKホールがオルガンのような木管の和音に満たされた。

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