カーテンコールにオーケストラも
オペラのカーテンコールにオーケストラが登壇するのは,私の経験ではバレンボイムのときのみである。
1997年11月のバレンボイム指揮ベルリン国立歌劇場の『ワルキューレ』のカーテンコールでのこと,ソリストのあいさつがひとしきり続いた後,幕が上がり始めた。あれ,合唱はないのになぜ,と思ったら,バレンボイムとオーケストラが全員ステージに並んでいたのだった。それまで,たとえば日本公演の最終日にオケも裏方さんもステージに登場することはあったが,オケのちゃんとしたカーテンコールというのはこれが初体験だった。
このときの『ヴォツェック』でどうだったかはよく覚えていないが,公演最終日だったし,たぶんオーケストラも出てきたと思う。(もう1曲の『魔笛』はバレンボイムではなかった。)
次は2002年1月の「リング」。『ワルキューレ』『神々の黄昏』では確かに「あり」だったが,たぶん他の曲でも同様だったのだろう。
そして,今回は『ドン・ジョヴァンニ』『トリスタン』『モーゼとアロン』の3曲ともオーケストラがステージに登場した。
『モーゼとアロン』では,最前列にチューバが大小2つ並んでいた。その小さい方は,見たことのない形・大きさのチューバだった。
