« 健民用ホール | Main | Beethoven Conspiracy »

Oct 25, 2007

『モーゼとアロン』――ベルリン国立歌劇場最終日

 新しいパソコンが到着し,週末は設定やソフトのインストールに追われた。その合間を縫うようにして,ベルリン国立歌劇場の『モーゼとアロン』(20日),新国立劇場『タンホイザー』(21日)を見た。(この「2日連続」はひだまりさんと同じだったらしい。)

 『モーゼとアロン』の登場人物はみな黒の上下に白いシャツ,黒のネクタイ,サングラス,黒い髪のやくざスタイル,舞台装置も黒っぽくて,金色の偶像以外すべてがモノクロの世界だった。退廃と酒池肉林の場面でも,なにもそれをうかがわせるものはなく,動きのあるオラトリオ,という感じだった。モーゼ(ジークフリート・フォーゲル),アロン(トマス・モーザー)を含め,ソリストも同じ服装で,なかなか区別が難しい。
 それだけに,音楽の色彩は印象的だった。特に各楽器の高音の組み合わせによるオーケストレーションは精緻を極め,それをバレンボイムとオーケストラが揺るぎなく具現化していた。
 このオペラは,1994年の東京交響楽団の第400回記念演奏会で見た。サントリーホールでの演奏会形式だが,前舞台(?)で主役2人が歌い,演技する上演で,このときもモーゼはジークフリート・フォーゲルだった。

 20日は,ベルリン国立歌劇場東京公演全体の最終日だった。23日間にオペラ11回,オーケストラの演奏会4回が行われた。ほんとに,お疲れさま。
 カーテンコールでは,「Sayonara」の垂れ幕が降りてきて,紙吹雪が舞い,樽酒の鏡割りが行われた。

|

« 健民用ホール | Main | Beethoven Conspiracy »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23118/16866711

Listed below are links to weblogs that reference 『モーゼとアロン』――ベルリン国立歌劇場最終日:

» 歌話§『モーゼとアロン』ベルリン国立歌劇場 [ひだまりのお話]
外来のオペラ公演で『モーゼとアロン』が出るのは、1970年のベルリ ン・ドイツ・オペラ以来のことである。 [Read More]

Tracked on Oct 25, 2007 at 08:22 AM

« 健民用ホール | Main | Beethoven Conspiracy »