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Dec 09, 2007

ジョン・カルショーと『ゴールデン・リング』

承前
 ジョン・カルショーの手記『ニーベルングの指輪――リング・リザウンディング』には,このレコーディングを題材にしたBBCテレビのドキュメンタリー番組のこともかなりのスペースを割いて記されている。記録する立場であるプロデューサーが,ここでは記録される立場になって,とまどいつつ楽しんでいるようだ。

 読了後,その番組『ゴールデン・リング』のLD(learning disabilitiesではない)を取り出して久しぶりに見た。たぶん,買った直後に見て以来である。ちょっと見るだけのつもりだったが,おもしろくて結局全部見てしまった。本の中で,BBCのチームが,デッカのレコーディングチームの熱気を目の当たりにして,次第にそこにのめりこんでいく姿が印象的だったが,その「結果」がモノクロ90分の中に凝縮している。
 ニルソン,ホッターらの名歌手,ショルティ,およびウィーン・フィルのウィリー・ボスコフスキー(コンサートマスター)やベルガー兄弟らの姿が見られるし,録音中のもっとも愉快なエピソードである「グラーネ事件」(このことは,『指輪』LPの解説書にも写真入りで載っていた)の模様も出てくる。(『ゴールデン・リング』は今はもちろんDVDで出ている。)

 その後,カルショーのもうひとつの著書『レコードはまっすぐに』(学研)も見つけた。『リング・リザウンディング』以上の大冊である。来週あたり集中的に読むようにしよう。

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