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Feb 13, 2008

平安京と羅城門

 ソウルの南大門が放火で焼け落ちたというニュースを見て,『羅生門』に『地獄変』が重なって思い出された。『羅生門』を思い出したのは京都へ行った直後だったせいでもある。

 学生の時,初めて京都へ行った。あまり時間がなかったが,平安京の大きさを実感したいと思って,市電(という乗り物が当時あった)と徒歩で歩き回った。現代の京都に昔の碁盤の目の道を重ね合わせた地図は歴史の教科書でおなじみだったが,実際に歩いてみると「条」の間隔がかなり広いことに驚いた。
 当時,庶民の家は掘っ立て小屋だったし,貴族の家も平屋だっただろうから,都市は平面に広がるほかはないのだが,それにしても都の規模は大きい。これだけ広くては人家のない部分も多く,あちこちで「羅生門状態」になっても不思議はないと思った。

 羅城門(この表記の方が普通)は都の中心を南北に通る朱雀大路の南端にあった。場所は東寺の南西のあたりで,今の京都の中心部からは西にはずれている。したがって,後の京都の街は平安京の東半分に重心を移したことになる。
 昔の道と現代の道の対応もなかなかおもしろい。京都の中心部で見ると,四条・五条の通りは今も大きな道だが,二条・三条はそれほど大きくなくて,代わりにその間の御池通りが大きい。道にも栄枯盛衰がある。

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