« 暗譜――器楽の場合とオペラの歌詞 | Main | おおさか東線初乗り »

May 04, 2008

田原本線――スルッといかない近鉄線

 4月某日,関西に出かけたときに,空いている時間を利用して近鉄・田原本線とJR・おおさか東線に乗りにでかけた。
 田原本(たわらもと)線は,近鉄の長大な路線の中でまったく孤立している短い線である。初めは別のところへ行くつもりだったが,所澤秀樹『鉄道地図は謎だらけ』(光文社新書)を読んでいるうちに,起点の西田原本は橿原線田原本駅から少し離れ,終点の新王寺は生駒線・JR関西本線の王寺駅から少し離れているというちょっとすねたようなこの線に乗ってみようと思い立った。

 京都から近鉄に乗車,そのまま大和西大寺から橿原線に入る。大和西大寺駅では路線図上は京都線・橿原線と奈良線が十字交差しているが,実際の線路はカッコを背中合わせにくっつけたような状態だった。56分かかって田原本に着。到着直前に,田原本線への連絡線が右に分かれていくのが見えた。Img_1045
 出口は田原本線とは反対側だった。Uターンするように踏切を渡って150メートルほど先に西田原本駅があった(位置関係は右の写真参照)。両駅の間は駅前広場整備の工事中だった。
 西田原本駅の自動改札で,迷わずスルッと関西(ICカード)を入れたら,通れない。駅員さんに言ったら,なんと田原本線では使えないのだという。「どこまでですか」と聞かれ,新王寺までと答えると,京都からの通算の切符を手動で発行してくれた。Img_1049
 田原本線は,全線で 10.1キロの単線,途中駅は6つ,ワンマン運転の3両編成の通常の近鉄の車両が走る。路地裏のようなところも通るし,田園地帯という感じのところもある。大まかにいえば平らだが,川を渡るところなどで細かいアップダウンはけっこうある。箸尾と大輪田で交換があった。Img_1050
 大輪田駅を出ると築堤に上り,左へ大きくカーブしながらJR関西本線と和歌山線を乗り越える。「この電車は次まででございます」という関西的なアナウンスが入り,終点の新王寺に到着した。重ねて「この駅まででございます」。Img_1058

 頭端式のホームからまっすぐ改札を出ると,左は大規模なJRの王寺駅である。その駅前広場を横切っていった先に,近鉄・生駒線の王寺駅がある。JRが近鉄の両駅を左右に従えているかっこうだ。
 今回は生駒線には乗らず,その隣の改札からJR駅に入った。

|

« 暗譜――器楽の場合とオペラの歌詞 | Main | おおさか東線初乗り »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23118/41085788

Listed below are links to weblogs that reference 田原本線――スルッといかない近鉄線:

« 暗譜――器楽の場合とオペラの歌詞 | Main | おおさか東線初乗り »