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Jun 21, 2008

ウィーン・フォルクスオーパー3連発(上)

 まとめて書こうと思っているうちに旧聞になってしまったが,5月24日から毎週土曜日に3回連続で上野に通い,ウィーン・フォルクスオーパーの来日公演を見た。演目は,超定番の『こうもり』と,初めて見る『ボッカチオ』(スッペ),『マルタ』(フロトー)。
 フォルクスオーパーは,79年の初来日以来,以前は3,4年おきに来日していたが,今回は9年ぶり8回目だという。私の記録では7回目なのだが,99年(確かに9年前)の前が93年なので,たぶん96年ごろに私の見ていない「6回目」があったのだろう。(この間,2005年にウィーンの本拠地で1度見た。[→参照])

 『こうもり』は,ハインツ・ツェドニクの伝統を重んじながらスピード感のある演出。去年の新国立劇場も同じツェドニクの演出でこれも良かったが,舞台装置が違うのと,今回はツェドニク自身がフロシュ役で出演していたことで,新鮮だった。(なお,91年末にウィーンで『こうもり』を見たときには,ツェドニクがアイゼンシュタイン役だった。)
 開幕して最初に声が聞こえるアルフレート役には,オペラ歌手としては引退したルネ・コロが特別出演した。70歳になったはずだが,10年ぶりに聞く声は,ときどきかすれ気味にはなるが,往年の輝きが十分に残っている。演技と併せて若い役を若く好演。考えてみるとワグナー以外の曲で聞くのは初めてだった。コロは確か,父も祖父もオペレッタ作曲家だから,先祖返りでもある。
 オルロフスキーはカウンターテナーによるこの役を確立したヨッヘン・コワルスキー。こちらは94年のウィーン国立のときに比べるとあの不思議な迫力は衰えていた。なお,この94年のときにアデーレだったリーンバッハーが今回はロザリンデを歌っていた。
  (続く

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» 維話§フォルクスオパー『こうもり』[5/25] [ひだまりのお話]
他愛のない“復讐劇”なのだが、最初に観た時は何が何やらさっぱり だった。こうもりという題名の由来から一切合財知らずに観たらそん なものである。 [Read More]

Tracked on Jun 22, 2008 at 10:32 AM

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