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Aug 27, 2008

ミシェル・ルグランと『シェルブールの雨傘』

 デュマ・フィスの『椿姫』の物語によるミシェル・ルグランの新作ミュージカル『マルグリット』が今年ロンドンで初演され,来年は日本でも上演されるらしい。『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などのヒットを飛ばしてきたルグランは今年76歳,『オテロ』を74歳で書いたヴェルディを思わせる。

 ミシェル・ルグランは何よりもまず『シェルブールの雨傘』(1964) の作曲者である。昔,レーザーディスクで出たときには飛びついて買った。ふつうは「ミュージカル映画」に分類されるこの映画,語られるせりふは一切なく,すべてが歌われる「完全なオペラ」である。当然,歌はすべて歌手が歌い,俳優は口パクである。
 製作時作曲者は32歳,どちらかというと意欲が先立っていて,オペラとして十全なまとまりがあるとはいえないのかもしれないが,あふれる才能を美しい画面に注ぎ込んでいる。作曲の師はブーランジェだとのこと。
 オペラといえば,映画中に『カルメン』を見に行く場面があった。

 ミシェルの姉クリスティエンヌ・ルグランは歌手で,『シェルブールの雨傘』でも声で出演している。また,スウィングル・シンガーズの初代メンバーだった。70年代初めごろ,スウィングル・シンガーズの(初?)来日公演に行ったことがあるが,このときクリスティエンヌが歌っていたのかどうかは記憶にない。

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Comments

 ありましたね〜。今夜は「カルメン」だっていうの。
二人が軍務で別れることになる直前の音楽はいまでも
覚えてます。

Posted by: リンデ | Aug 27, 2008 at 04:32 PM

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