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Mar 14, 2009

フィクション on train

 昔,職場の先輩で,1冊の本を読み終えないと次を読まない(あるいは読めない)という人と,いつも数冊並行して読んでいる人とがいた。今の私は平均2冊並行で,通勤電車の中で,行きと帰りで違う本を読むことが多い。
 もとより読む本は雑多だが,フィクションはたいてい帰りである。物語の世界に入りこむのにいつも多少時間がかかるが,朝これから仕事というときに,現実とまったく違う例えば江戸の捕物帖の世界へというのは,入口での抵抗が特に大きい。
 フィクション以外でも,旅とか酒の関係の本は,帰りの方がのんびり楽しんで読むことができる。

 あるとき,富山県の城端(じょうはな)線の駅で,列車待ちの間に池波正太郎を読んでいたら,その中にすぐ近くの井波という地名が出てきて,その偶然に驚いたことがあった。後で知ったところでは,井波は池波の父親の先祖のいた場所だという。

 またあるとき,出張で東京駅から新幹線に乗ってミステリーを読み始めたら,その冒頭,新幹線の中で殺人事件が起こってびっくり。なんとなく周囲を見回してしまった。

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