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Apr 07, 2009

車窓の風景

 どこの人だったか忘れたが,初めて東海道新幹線に乗った西欧人が,「ずっと町の中を走っているんですね」という感想をもらしたという話を聞いたことがある。確かに,車窓から人家が見えないところというのはほとんどない。
 今は多少減ったようだが,広い田んぼには「野立て看板」がたくさんあった。

 椎名誠の昔のエッセイで,初めてドイツで鉄道に乗ったときの話があった。大都市の駅を出てまもなく農業地帯となって一面の緑が広がり,ところどころに教会の尖塔が立ち,その周りに小さな町がある。もちろん,絵のような美しい風景に感激する。しかし,どこまで行っても同じような美しい風景が続いてだんだん飽きてきて,椎名たちは「たまには福助足袋の看板ぐらい立てとけ」と叫ぶのだった。

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