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Jun 04, 2009

汐留でヴォーリズの展覧会

 汐留へ行ったついでに,松下電工改めパナソニック電工のミュージアムで開かれている「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ 恵みの居場所をつくる」(→参照;6月21日まで)という展示を見た。建築の写真が中心だが,遺品のほか,軽井沢の山荘の内部の再現もある。20棟あまりの建物がある神戸女学院の模型は,特に印象的だった。
 ヴォーリズは,何よりもまず宣教師であり,布教のために建築家として教会や学校を建て,「メンソレータム」の事業を起こした。建築については,リチャード・ロイド・ライト(自由学園明日館,旧帝国ホテルを設計)のような完成された技術を持つ大家ではなく,結果だけ見ると「素朴派」のように見える。それだけに,展示のタイトルにあるように,大きな建物でも個人の居場所がちゃんとあるようなほっとする空間が快い。なにしろ25歳で来日したのだから,実地経験を重ねながら,持ち前のセンスを磨いてきたのだろう。
 神保町近くにも,ヴォーリズの作品として,「山の上ホテル」と「主婦の友社本社ビル」がある。後者は今残っているのは外観だけだが。ほかに,かつてはお茶の水・水道橋間のお堀端にあった受験生の宿「日本学生会館」もヴォーリズだと初めて知った。これは,元「日本文化アパートメント」という高級アパートだったそうだ。

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