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Aug 02, 2009

知恩院からルーブルへ

 関西に出張し,京都に泊まった。翌日は昼過ぎまで時間がある。どこへ行こうかと考えているときに,京都市美術館の「ルーブル美術館展」のポスターが目に入った。東京ではうっかり見逃していたので,これを見ることにし,地下鉄に乗った。

 地図を見ると,地下鉄の東山から美術館と反対側に知恩院がある。大本山なのに行ったことのなかったので,先にそちらに向かった。かつて知恩院の名は,大晦日の「紅白歌合戦」の喧噪の直後の「ゆく年くる年」の冒頭で紹介されることで覚えたような気がする。Img_2573

 川沿いの快適な道を歩いて,最初の門まではすぐだったが,そこから本当の境内までの周辺部分が広大で,「系列」の寺院や,学校,その他浄土宗関連の施設がたくさんある。雲があって日差しはそれほど強くはなかったが,さすがに一汗かいて,三門の前に到着。
 前に東福寺に行ったときにも思ったのだが,見慣れている鎌倉の寺と比べると,京都の大寺院はスケールが大きい。ここでは特に三門と御影堂が壮大である。普通の家がほとんど平屋だった時代には,なおさら圧倒的な存在だったに違いない。

 歩いて15分ほどで,京都市美術館に着いた。入場券(1500円)を買おうとして財布を出したところで,同年配の男性から「よかったら,これ使ってください」と声をかけられた。割引券かなと思ったら,なんと無料の入場券だった。券面には「譲渡・転売はできません」と書いてあるが,発売窓口の前で堂々ともらってしまった。
 入口から2室目ぐらいで,この展示の目玉がいきなり登場した。フェルメールの「レースを編む女」と,レンブラントの自画像が,向かい合っていた。フェルメールはB5判ぐらいの小さな絵だった。
 初めて入った京都市美術館は,古典的な貫禄ある建物だった。トイレが,設備は新しいのにやたら臭かったのには閉口した。
 出るころには,会場内はかなりの混雑になっていた。そして,外はどしゃぶり。バス停がすぐ前にあったので,少し待ってバスで京都駅へ向かった。

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Comments

 京都の建物って、建物自体が有名なものが多い
んですよ。音響の点では悪名高い京都会館も
建築業界では評価が高いものだと聞きました。
でも、古い分だけ、設備はどうしてもね。

Posted by: リンデ | Aug 03, 2009 at 04:04 PM

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