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Oct 03, 2009

昔聞いた話

◆1◆
 九州にいる友人の医師が急死した。葬式に間に合うよう,寝台特急で東京を夕方出発した。明け方,目を覚ますと,まだ岡山付近だった。事故でもあったのだろうか,かなり遅れている。その後ものろのろで,遅れは広がるばかり。うーん,寝台車ののろいこと,これは死んだ医者の呪い。

◆2◆
 どんより曇って冷え込んだ晩秋の朝,閉ざされた重い扉の前に,黒ずくめの粗末な服の老婆がひとり。首には小さな十字架をかけている。道行く人はだれも関心を示さない。扉の前を行ったり来たりしながら,ときどきつぶやいている――悪の十字架,開くの10時か。

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Comments

意表をつかれましたヽ(´▽`)/

Posted by: リンデ | Oct 03, 2009 at 05:05 PM

 笑いました。懐かしすぎる!

Posted by: iio | Oct 03, 2009 at 06:32 PM

リンデさん,iioさん,コメントありがとうございます。駄洒落が「おやじギャグ」とさげすまれるようになったのはいつごろからだったのだろうか,と考えたりしています。

Posted by: 家主IZK | Oct 04, 2009 at 11:43 PM

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