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Nov 21, 2009

ギターとブラス

 CD店に行ったら,ギターソロの曲が流れていた。華やかにディスプレイされている村治沙織の新しいアルバムらしい。その何曲目かで,よく知っているメロディが始まった。

ソー|ドーーレドソミ|ラーーラファーーラ|レーードシラソファ|ミーーーーー
  [カタカナの階名は1字半拍(「ファ」も1字);太字は上のオクターブ;|は小節線]
 このように単純化して書いた結果を見ればわかりやすいかもしれないが,聞こえてきた編曲は,かなり凝った和声がついていて,リズムもデフォルメされ,曲名がなかなか出てこない。やっぱり年相応の物忘れかと思ったが,最後の一節を聞いて,その部分の歌詞が蘇った――「ああ○○○○○,我らがもの」。この「○○○○○」のところがすなわち曲名である(正解は上のリンクのディスク1の 7.)。「ギターのための12の歌」という曲集にまとめた編曲者の選択なのだろう。
 この曲は,無伴奏の怒鳴り声で聞いたり(歌詞の意味は深く考えずに)歌ったりしたことはあるが,伴奏のあるちゃんとした音楽としての演奏は,CDはもちろんテレビ・ラジオでも聞いたことがない。

 このCDは買わなかったが,たまたま「Metropolitan Opera Brass」(→「専用」サイト)というのを見つけて,買った。メトのオーケストラのブラス・セクション(指揮者付き)によるオペラ曲集で,リーフレットに曲ごとに書いてあるリストによれば,演奏者は最大24人で,曲により,コルネット,フリューゲルホルン,バス・トランペット,ワグナーチューバ,および打楽器も動員されている。
 『魔弾の射手』の「狩人の合唱」,『ラインの黄金』の「神々の入城」など「順当」な曲もあるが,『アラベラ』の二重唱,『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタのアリア(いずれも,ソプラノのパートはコルネットが吹いている)など,思いがけない曲も入っていて,楽しく聞いた。

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