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Apr 02, 2010

新国立劇場『神々の黄昏』

 引っ越しの動乱の最中に,新国立劇場の『神々の黄昏』に出かけた。14時開演だと思ってその30分前に着いたのだが,まず傘立てががら空きだった。なんだか変だなと思って中へ入ったら,しんと静まりかえっている。あわててチケットを確認したら,14時でなく4時開演だった。(逆でなくてよかった。)
 『神々の黄昏』を見るのは5回目である。実際にはもう1回,1991年7月の二期会の公演のチケットを買ってあったのだが,その日に引っ越しをすることになって,チケットは知人に譲った。『神々の黄昏』はどうも引っ越しに縁がある。

 新国立劇場の「トーキョー・リング」初演は2001年から2004年まで1作ずつ行われ,今回の再演は昨年と今年で2作ずつの上演である。したがって,各曲同士の間隔は,『ラインの黄金』が8年,『ワルキューレ』『ジークフリート』が7年,『神々の黄昏』が6年ということになる。(→参照
 『神々の黄昏』がもっとも短い間隔で見たわけで,全体として覚えていないことが多いことには変わりがないが,覚えている断片の数が少し多いような気もした。
 そもそも,同じ演出の「リング」を再び見るということ自体,昨年・今年の再演が初めてで,覚えている・いないという次元を超えて貴重な体験だった。

 肉体的には引っ越しの疲れ休みということで,寝てしまってもやむを得ないと思っていたのだが,実際には第1幕で少しうとうとしただけだった。休憩は45分が2回で,終演は10時20分,これを中2日で5回上演し続けるのは,歌手がいちばん大変だが,劇場としての体力が重要ということになるのだろう。今回の「リング」後半の大曲2曲の連続上演で,劇場としてステップアップした,ということであってほしい。
                 (この項続く

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Tracked on Apr 02, 2010 at 08:38 AM

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