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Jul 24, 2010

南甲府駅から成田スカイアクセス

 山梨県某所で用事が終わった7月17日に,思い立って身延線の南甲府駅を訪れた。ローカル線の駅にしては妙に立派な昭和初期の駅舎が使われている駅で,『日本の駅100選』(主婦の友社)にも選ばれている。
 甲府から3駅目,9分で到着した。跨線橋はなく,甲府寄りの踏切を渡って改札口を出た。ちょうど梅雨明けになった強い日差しの下で,2階建て左右対称の比較的よく手入れされた駅舎が静かに広場を見下ろしていた。駅舎が立派なのは国鉄の意図ではなく,前身の私鉄・富士身延鉄道の本社ビルだったからである。ということは,青梅線の青梅駅が青梅鉄道の本社だったのとまったく同じ事情だ。P7171906

 ホームは1面だが,背後に留置線が多数あって,全体としてはかなり規模が大きな駅である。駅舎の左脇には,駅を横切る地下道まである。地下道をくぐって反対側まで行ってみたが,いきなり住宅街で駅らしい施設は何もない。地下道は長く,昼間だからいいけれど,暗くなったらかなり不気味だろう。

 午後,帰京し,その日に開通した成田スカイアクセス(京成成田空港線)の様子を見ようと,そのまま上野へ向かった。このところテレビCMや駅のポスターなどで大宣伝が行われていたから,7月17日という開通日はしっかり記憶されていた。
 京成上野駅は,夏休みに海外へ出発する人で混雑していた。しかし,列車の名は前と同じくスカイライナーだし,一般の旅行者で,新しいルートを通るということを意識している人は多くないようだった。10分後に出るスカイライナーの切符を買い,ホームへ。さすがに先頭車の周りには写真を撮ろうとする人が集まっていた。濃紺が美しい。車内も青が基調で落ち着いた雰囲気である。P7171923

 次の日暮里で,前の席にチビ鉄2人を連れた知人が乗ってきてびっくりした。
 日暮里を出ると空港第2ビルまで停まらない。京成高砂の通過はゆっくりだったが,北総線に入るとさすがに速い。印旛日本医大から従来の空港線に合流する所までの10kmあまりが実質的な新開通区間で,途中の駅は成田湯川1つだけである。丘陵地帯を堀割や高架でほとんどまっすぐ突っ走る。あっという間にJRと並列の区間に入り,地下へ潜ると空港第2ビル駅,次いで終点成田空港駅となる。京成上野からの所要時間は44分だった。
 帰りは「アクセス特急」という特急券不要の列車に乗った。空港からの新線経由の列車は,これとスカイライナーの2種類しかない。メインのホームをスカイライナーに譲り,アクセス特急は新設されたホームに隔離されていた。こちらは上野まで65分ほど。丘陵が夕日に染まっていた。

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