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August 2010

Aug 31, 2010

スポーツ紙対決 夏の陣

 30日朝,サッカーの日本代表の監督について,『スポニチ』はイタリアのアルベルト・ザッケローニ氏,『日刊スポーツ』はアルゼンチンのホセ・ペケルマン氏の就任が決定,と報じた。
 真っ向対立でどうなることかと思ったら,30日夕方に日本サッカー協会から「ザッケローニ氏に決定」と発表があったとのことで,翌31日の『スポニチ』の題字横には「本紙スクープ!」という文字がうれしそうに躍り,前日の1面の縮小図版が載っていた。
 一方の『日刊スポーツ』は,涼しい顔で「ペケルマン氏と並行して交渉を進めていたが…」と書いていた。
 31日午後には就任会見が行われたとのこと。明日1日も1面は代表監督の話題か。

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胡堂とあらえびす――夏・東北

 猛暑の土曜日に,久しぶりに仙台より北に行こうと思い立ち,少し早起きして東京駅へ向かった。券売機で「はやて」の指定席を買おうと思ったら,目指す7時36分発から数本は全部満席だった(「はやて」は全指定席)。わずかに残っていた7時56分発のグリーン車にやむを得ず乗ることにした。時間ができたので,発車までの間にゆっくりサンドイッチの朝食。
 グリーン車は最初は少し空席があったが,上野,大宮でほぼ埋まった。コーヒーを買おうと思っていたら,思いがけず飲み物のサービスがあった。関東平野は少し雲があるが晴れていて,朝から気温はどんどん上がっているようだ。田んぼの青さが目にしみる。
 同じ「はやて」でも,乗るはずだった列車よりだいぶ遅く,仙台より先は各駅停車,しかも仙台では7分も停車した。予定では盛岡へ行って在来線で折り返すつもりだったが,これなら手前の北上で乗り換えるほうが早そうだと推定して,降り支度をしていたら,グリーン車には時刻表があるのに気づいた。あわてて調べたら,わずか2分だが盛岡から折り返す方が早いことがわかり,盛岡まで乗る。10時53分着。
 11時06分発の東北本線で仙台方向へ少し戻る。2両ワンマンで,満席。運転士は小柄な女性だった。ほぼ直線の線路を走り,紫波(しわ)中央でかなりの下車があった。

 日詰(ひづめ)駅に11時29分着。タクシーで田園の中を6,7分走った小高い丘の上に,目指す「野村胡堂・あらえびす記念館」があった。銭形平次の生みの親・胡堂=日本の音楽評論の草分け・あらえびすの本名は野村長一(おさかず),1882年にこの記念館の少し下のあたりで生まれた。P8282284

 記念館は1995年の開館で,胡堂の娘婿のM先生には少し縁があったということもあり,前から一度訪れたいと思っていた。記念館のチラシに書かれたコピーは「銭形平次の子守唄はベートーヴェンだった」。
 主展示室は1室で,小説家・胡堂,音楽評論家・あらえびすという2つの顔と,それをつなぐように,生い立ち,新聞記者時代,家族のことなどが要領よく紹介されている。
 別室では,企画展「ハナ夫人の生きた道」をやっていた。銭形平次の女房・お静には,このハナ夫人の姿が投影されている。日本女子大付属女学校の教師をしていたこともある。71歳のとき,日本女子大の上代(じょうだい)たの学長(英文学者)から,次の学長になってくれと乞われたこともあるという。
 ちなみに,去年初めて知ったのだが,銭形平次のモデルは,若き日の木村義雄(将棋棋士,後に名人)だという。

 館内にはホールもあって,ピアノやソプラノの練習の音・声も聞こえていた。田園地帯を見晴るかすロビーでは,セルフサービスのコーヒーが飲めるようになっていた。P8282299

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Aug 21, 2010

ブブゼラの風

 テレビで,今年6月のベルリン・フィルのヴァルトビューネの野外演奏会を放送していた。メト・ライブビューイングの司会でおなじみのルネ・フレミングが登場して,愛の歌をいろいろ歌った。
 アンコールの最後は恒例のマーチ「ベルリンの風」。今年はワールドカップの最中だったので,金管楽器の連中が途中で持ち替えて吹いたのは,ドイツ国旗の3色に色分けされたブブゼラだった。
 ワールドカップはたった2か月前なのに,ずいぶん昔のことになってしまった。

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今日はバイロイト生中継

 今日(21日)夜11時から,史上初のバイロイト音楽祭の生中継がある。曲は『ワルキューレ』。聖地巡礼はまだ果たしていないし,バイロイトの映像は1970年代のシェロー/ブーレーズのLD(!)しか持っていない身としては,何を見ても新鮮なはずだ。
 生中継ということは,休憩が1時間ずつあるんですよね。最初の方は見るつもりだが,終わるのは朝5時なので,当然録画予約をした。

 バイロイト音楽祭自体は夏の行事だが,日本ではかつては年末の風物詩だった。NHK-FM で,年末にまとめて放送があったのである。たいてい渡辺護氏か柴田南雄氏の解説だった。オープンリールのテープデッキで録音したこともあった。これを切れ目無しに録音するだけのために,デッキを2台買ってリレー録音する友人もいた。

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Aug 12, 2010

四半世紀前

 1985年8月12日,日航ジャンボ機墜落事件が起きた。
 当時,子供はまだ一人で,2歳になろうとしていた。朝はたいていテレビのニュースを見たが,夜はテレビを見ないで過ごす日もあった。その日もたまたまテレビをつけなかったから,夜7時前に起きた大事故のことはまったく知らずに平和に寝てしまった。
 翌朝,テレビをつけたら様子がおかしい。何やら異常なことが起きたらしく,どのチャンネルも同じような画面である。東京発大阪行きのジャンボ機が群馬県で墜落したという概要をつかむのに3,4分かかった。

 事故の夜,日航社員の友人Sの家に,友人Kが泊まっていた。翌朝早い飛行機で出かけるKは,羽田から近いところに住んでいたSの家に泊めてもらったのである。Sは早く帰ってきていたが,間もなく何本か電話がかかり,あわただしく出かけていったまま,その夜は帰らなかったという。
 Sはエンジン関係の仕事だったが,数日後から御巣鷹山に駆り出され,何度となく現場に足を運んで,精悍な山男に(一時的に)変身した。

 そのちょうど1年前の8月10日に,友人Fが海外の事故で亡くなった(→参照)。私は,上記のK,Sを含む友人たちと共にFの追悼文集を作り,一周忌の日に霊前に供えたばかりだったから,日航機の事故をどうしてもFの死と重ね合わせて考えることになった。520人のすべての犠牲者の家でF家と同じような悲しみのドラマが生まれたと思うと,ニュースを見るのがつらかった。
 その後日航が「倒産」することになるとは,当時は想像もつかなかった。

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Aug 10, 2010

神保町・横須賀・13周年――夏三題

 今週はかなりの店が夏休みである。
 神保町では,「兵六」が例年通り2週間プラス週末で計16日間休んでいるのをはじめ,いつも行列の讃岐うどんの「丸香」は8日間の休みに入っている。ただし,兵六の貼り紙が,前後の土日まで含めて「7日(土)から22日(日)まで」としているのに対し,丸香は定休日の日曜を別扱いにして「9日(月)から14日(土)まで」と表示している。

 郷里・横須賀で,親戚のお通夜・葬儀に出席した。お通夜は車,葬儀は電車で行ったが,所要時間はほとんど変わらなかった。
 会場は,火葬場内に作られた市営の斎場で,葬儀のあと霊柩車でなくストレッチャーに載せられて出棺し,「火葬棟」へ移動する。焼ける間に別室で食事という「合理的」な進行だった。
 祭壇に果物のかごが飾られているのは普通だと思うが,その隣に,果物の缶詰やインスタント・コーヒーやクリープのびんを盛ったかごがあるのがおもしろかった。夏でも傷まないという意味ではこれも合理的。コーヒーのお裾分けをもらって帰った。
 合理性のおかげで思ったより早く終了となったので,帰りは古典的な居酒屋「銀次」へ寄ることができた。4時に開店して間もなくだったが,カウンターは8割埋まっていた。テレビで高校野球をやっていたが,大騒ぎする客などいなくて,「ホッピーの聖地・横須賀」の重要な一角をなす店の静かな時間が過ぎた。(→参照;なお,銀次の夏休みは12日~18日だとのこと)

 今日8月10日は,本拠地ウェブページ開設記念日である。開設は前世紀の1997年だから13年になる。13年というと,生まれた子供が中学生になるだけの長い年月だが,この年の身にとってはほんとうにあっという間だった。
 (開設前後のことについては →参照

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