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Aug 12, 2010

四半世紀前

 1985年8月12日,日航ジャンボ機墜落事件が起きた。
 当時,子供はまだ一人で,2歳になろうとしていた。朝はたいていテレビのニュースを見たが,夜はテレビを見ないで過ごす日もあった。その日もたまたまテレビをつけなかったから,夜7時前に起きた大事故のことはまったく知らずに平和に寝てしまった。
 翌朝,テレビをつけたら様子がおかしい。何やら異常なことが起きたらしく,どのチャンネルも同じような画面である。東京発大阪行きのジャンボ機が群馬県で墜落したという概要をつかむのに3,4分かかった。

 事故の夜,日航社員の友人Sの家に,友人Kが泊まっていた。翌朝早い飛行機で出かけるKは,羽田から近いところに住んでいたSの家に泊めてもらったのである。Sは早く帰ってきていたが,間もなく何本か電話がかかり,あわただしく出かけていったまま,その夜は帰らなかったという。
 Sはエンジン関係の仕事だったが,数日後から御巣鷹山に駆り出され,何度となく現場に足を運んで,精悍な山男に(一時的に)変身した。

 そのちょうど1年前の8月10日に,友人Fが海外の事故で亡くなった(→参照)。私は,上記のK,Sを含む友人たちと共にFの追悼文集を作り,一周忌の日に霊前に供えたばかりだったから,日航機の事故をどうしてもFの死と重ね合わせて考えることになった。520人のすべての犠牲者の家でF家と同じような悲しみのドラマが生まれたと思うと,ニュースを見るのがつらかった。
 その後日航が「倒産」することになるとは,当時は想像もつかなかった。

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