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November 2010

Nov 28, 2010

神保町便り

 「本拠地」の「神保町の昼食」の項に書いたように,会社が神田地区を離れる日が近づいている。引っ越し準備で社内はだんだん騒がしくなっていて,段ボールの山とゴミの山ができている。
 1996年から97年にかけて,神保町界隈で1年間毎日違う店で昼食を食べた(計210軒)。その記録と,それ以降の神保町の「昼食界」の動きを書き留めようというのが,「本拠地」開設のひとつのきっかけだった。1999年からは,昼食の店の開店・閉店を扱う「神保町昼食ニュース」を月刊で掲載しているが,これも移転に伴って「月刊誌」としては休刊ということにした。
 ブログを本にするサービスを使って,このブログを2回ににわたり,本にしたことがある(→参照)が,そのタイトルは『Bloghissimo―神保町便り』『同 2』である。ご覧のように,このブログでは神保町についての話題は非常に多いわけではないが,日常活動の舞台は大部分神保町近辺なのでこのタイトルにした。今後は,もし本にまとめるとしても,実際上「神保町便り」ではなくなってしまうだろう。

 現在,神保町とその周辺の主な工事としては,旧東洋キネマ跡地のビル(さくら通り),須賀楽器のビル(すずらん通り,Sガスト向かい)が進行中,旧住友銀行ビル(錦華通り入口右脇,一時三省堂書店の別館があった),錦町3-20のブロック(千代田通りと神田警察通りの交差点の北西側)が取り壊し中である。

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Nov 27, 2010

時刻表を買う

 12月4日に東北新幹線の八戸―新青森間が開業し,大きなダイヤ改正になるので,久しぶりに時刻表を買ってきた。ちょっと見たところ,最速は,定期列車では東京発9:56,11:56,13:56の「はやて」で,新青森まで710kmを3時間23分で走る。さらに,来年3月には,新型車両の投入によるスピードアップで3時間10分になる予定である。
 東北地方の鉄道については「完乗」しているので,その維持のために,早い機会に乗りに行かなくてはならない。

 ふだん出張などで乗るための列車の時刻を調べるにはパソコンソフトを使っているが,大きなダイヤ改正があるときなどには時刻表を買うようにしているので,平均年に1.5回ぐらい買っている。時刻表の扉には「時刻表は毎月変わっています」という注意書きがあるが,パソコンソフトがない時代でも,季節列車などについて少し気をつければ,実用的には年2回ぐらい買えば十分だった。
 辞典類は紙から電子へかなり移行したものの,まだ紙の辞典も「健在」なのに対し,時刻表はそれよりはるかに早いスピードで電子化・ネット化が進行した。かつては,大型時刻表(『JTB時刻表』または『JR時刻表』)を毎月買う鉄道ファンおよび法人客は少なくなかったはずだ。
 時刻表は雑誌だから定期購読が可能である。昔『JR時刻表』には,普通の雑誌では考えられない「1か月おきの定期購読」という制度があった。私は最大年4冊ぐらいしか買わなかったので,利用しなかったけれど。

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Nov 25, 2010

京都・岩倉実相院の紅葉

 休日に関西へ出張した。仕事は午後なので,前夜に出発して京都に泊まり,午前中は京都の紅葉を見ることにした。行ったのは,たまたまその前日にテレビで「いまが見ごろ」と紹介していた岩倉実相院である。
 地下鉄の終点の国際会館前から市バスに乗る。かなりの行列ができ,小さめのバスが満員になった。
 紅葉は,春の桜よりピークが短く,時期も年により違い,出会うのが難しい。この日は曇っていたのが惜しかったが,鮮やかでしかも落ち着きもある色で,久しぶりの眼福だった。
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Nov 18, 2010

『イギリス王室の物語』『月の下のカウンター』

 君塚直隆『<肖像画で読み解く> イギリス王室の物語』(光文社新書)を読んだ。中野京子『<名画で読み解く> ハプスブルク家 12の物語』『<名画で読み解く> ブルボン王朝 12の物語』に続く絵画を見ながら読む王朝の物語である。
 イギリスは,ノルマンの征服以降,王朝の名は何度も変わっているが,血のつながりは細々と保っている。その「細々」の過程がまさに波瀾万丈でおもしろい。フランスやスペインと違うのは,女王が何度か登場し,在位中に結婚したり出産したりしていることで,現代でも,王子・王女が離婚するなど,波瀾の伝統は続いている。

 続いては,太田和彦『月の下のカウンター』(本の雑誌社)を読んだ。得意の居酒屋紹介もあるが,この本は,それ以外,特に祖父・父を含む自伝的な文章と,大学教授としての生活をめぐるエッセイが中心をなす。
 太田氏の『ニッポン居酒屋放浪記』三部作(新潮社)を初めとする居酒屋探訪記はずいぶん読んで(→参照),飲み歩き記録の枠を超えた味わい豊かな文章に惹かれていた。きっと他の題材のエッセイもいいに違いない,という判断は正しかった。
 『ニッポン居酒屋放浪記』には,長野県の教師の家に育ち,県内での転勤に伴ってたびたび引っ越しした,といった著者の生い立ちが断片的に記されていたが,それが「自伝」によって一本の糸でつながった。

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Nov 07, 2010

神保町 森崎書店

 日ごろ神保町を歩いていると,自分のことは棚に上げて,古本屋の客の平均年齢が高いなと思う。それが,神田古本まつりのときはふだんより若い人が増え,しかも女性の割合が上がるようだ,と思っていたら,11月5日の『東京新聞』朝刊に「神保町女子化 おじさんの街おしゃれに進化」という記事が出た。『森崎書店の日々』という古書店で働く女性を主人公にした映画も公開されているという。

 神保町の古書店が4階建て以上のビルを建てたのは,1970年代後半の小宮山書店のビルが最初だという。その頃ならもう神保町を歩いていたわけだが,低い建物ばかりの風景がとんと思い出せない。ただ,1980年の地下鉄新宿線の開通前の数年間は,大手町から神保町へビルが押し寄せてくるような感じがしたことを覚えている。
 スポーツ用品店が神保町のもうひとつの顔になったのも同じ頃だろう。一時はそこらじゅうにヴィクトリアがあって,そのうち千代田区神田ヴィクトリアという町名になるんじゃないの,などという冗談も出ていた。
 世界一の古書店街・神保町だが,ネットでの検索が便利になったので,売る方も買う方も必ずしも神保町でなくてもよくなった。一時は従来型古書店は衰退するのではという予想もあったが,ビルの賃貸料の低下などもあって,実際にはここ数年,神保町の古書店は増えている。

 上記『森崎書店の日々』は実際に神保町で撮影され,森崎書店は倉庫になっていた建物を使ったという。それはどうやら,すずらん通りからドトールの角を南へ行って次の角の右側,ドアが斜めにある建物らしい。あれは確か,今は徳萬殿の隣にある「ふらいぱん」が昔あった場所ではなかろうか。
 珈琲店のシーンは「きっさこ」(昔は「李白」だった場所)で撮影されたそうだ。

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