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Feb 11, 2011

川のない町

 小学校の国語や社会の教科書に,典型的な小都市の様子の絵が載っていた。駅があって駅前に商店街があり,役所や学校があり,寺や神社があり,川が流れていて田畑があり,少し離れて山と海がある,といった鳥瞰図である。
 故郷・横須賀には,こうした絵の中のアイテムがなかなかよく揃っていた。かつては近所に田畑があったし,学校は海のそばで,裏の岡にのぼれば三浦半島でいちばん高い(といっても標高248メートルだが)大楠山も見えた。
 そうした中で,唯一,自分の町で身近でなかったのは川である。横須賀でいちばんちゃんとした川は平作(ひらさく)川だが,上記の大楠山の水源から久里浜湾の河口まで長さは7キロほどしかなく,しかも私のところからは京浜急行で数駅離れていて地元という感覚ではなかった。そのほかの地域は高台が海に迫っているところが多く,川らしい川はなかった。

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