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Mar 25, 2012

オペラ500回

 先回書いた3.11の『さまよえるオランダ人』は,私が見た500回目のオペラだった。37年で500回なので,1年平均13.5回ということになる。
 詳細データは「本拠地」の「オペラの章」に掲出してあるとおりで,かつては外来ものがかなりの割合を占めていたが,近年は「初台率」が急増し,2010年のように外来ゼロの年もあった。
 作曲家別では,ヴェルディ,ワグナー,モーツァルト,プッチーニ,リヒャルト・シュトラウスの5人の巨人が500回のうちの約6割を占める。この状態は80年代から変わっていないが,上位3人の順序には変転があった。長年MVWの順だったのだが,ヴェルディが1997年にモーツァルトを抜いてVMWとなり,さらにワグナーが2007年に抜いて,現在はVWMの順となっている。
 一方曲目別の回数では,モーツァルトの4大オペラが4位までを占めている。モーツァルトは,4大オペラに集中して曲目が少ないのが特徴で,しかも,『フィガロ』が15回,他が14回と,4作の回数はきわめて均一である。

 オペラの記録は,最初は『名曲解説全集』のオペラの巻の目次に「これは見たことがある」という意味で○印をつけたのが始まりである。そのうちに○印が2つ,3つ付く曲も出てきて記憶がこんがらかることもあり,80年代半ばにワープロ(専用機)を買ったときに,記録をまとめることを思い立った。
 このデータを後にMS-DOSのテキストファイルにし,Windows時代になってからはAccessに入れて今日に至っている。上記のような作曲家・曲目別の回数がすぐ出るのはデータベースソフトならではである。

 上記の500回目の『さまよえるオランダ人』は,最近きわめて高水準で安定している新国立劇場としては,残念ながら不満の多い公演だった。でも考えてみるとオランダ人とは相性が悪いらしく,これまで,迷わずこれは良かったと言えるような公演が思い当たらないのは残念である。

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Comments

データベース化しておられるところがすごいですね。私は、日記に書くのがせいいっぱい。近頃はパンフも買わなくなったし。

Posted by: リンデ | Mar 26, 2012 at 10:03 PM

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