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Apr 10, 2012

特別な動詞

 中学1年のころ英語について不思議に思ったのは,have という動詞がなぜ「have動詞」と名付けられて特別扱いされるのだろう,ということだった。be は「存在」という根源的なものを表すし,do はすべての動作の元締めだから,これが特別なものであることは当然だが,「持つ」という語がなぜ?――と整理して考えたわけではないけれど,不思議な感じはぬぐえなかった。
 後で完了形などを習うと助動詞としてのhaveが登場し,助動詞のbeやdoと並ぶ「活躍」をするので,確かに特別な語だと知ることになる。さらに,インド=ヨーロッパ語族の多くの言語にとって,haveのご先祖様は特別な存在なのだった。
 しかし,少なくとも英語の「持つ」という意味の動詞haveだけだと,さほど特別な存在とは言えない,と今でも思う。「弟が1人いる」「タコは足が8本ある」など「持つ」よりはずっと多彩な使い方があるとはいうものの,それは他の基本語にもあることである。三人称単数現在形がhavesでなくhasであることは「特別」なことだが。

 もうひとつ,中学1年ではなかったと思うが,ready という語が「用意ができている」という意味だと知って,こんな短いひとつの語がなぜこんな「長い」訳になるのだろうと思った。

 ところで,日本語の「持っている」がちょっと特殊な意味で使われるようになったのは,いつごろからだろう。きっかけは石川遼か,斎藤佑樹だったか。

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