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Aug 26, 2012

『いたずらの天才』と40年ぶりに再会

 中学のころ,というのは60年代前半だが,A.スミス,後藤優訳『いたずらの天才』という本を夢中になって読んだ。カッパブックスだったような気がしていたが,それは『英語に強くなる本』(→参照)と混乱していたからのようで,ポケット文春という新書だったらしい。鉄腕アトムのシールを貼ったりしてはいたが,ともかく新書がおもしろく読めたので,少し大人になったような気がした。
 1971年に家の建て替えをして以来その本は見失っていたが,先日ふとネット検索をしてみたら,古本の通販サイトで安く出ていたので注文した。ネット上である程度は話題になってきたようで,復刊リクエストなどにも名前が挙がっていた。
 ちょっとこちらの手違いもあって時間がかかったが,先週到着した。元の新書ではなく,75年に文春文庫から出た版(の第12刷,1980)だが,イラストも元版と同じで,40年ぶりの再会となった。わかっていたことではあるが,昔の文庫本は字が小さい。しかも紙が赤く焼けているので,読むのはかなりたいへんだった。
 若いころに,しかも大部分は繰り返し読んだから,内容はかなりよく覚えている。忘れていたことでも,途中まで読んで思い出した部分も多かった。以前と違うのは,知っている固有名詞や米国史の知識などが増えているから,あのいたずらをしたのはこの人だったのかというような別の角度からの興味をいだくことができたことだった。原題は The Compleat Practical Joker(compleat は古風な綴り)で,1953年の出版である。

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Comments

私は「白馬フローリアン」という、私と同じ誕生日の馬の一生を描いた本を探しているのですが…
どこかで覚え間違いがあるのか、ネットでもひっかからず…いつかめぐりあえるかなぁ

Posted by: リンデ | Aug 26, 2012 at 07:45 PM

>リンデさん
「白馬フローリアン」『ザルテン動物文学全集4』芦田弘夫 訳(白水社 昭和36年),ですか。児童書が得意な古書店に頼んでおくのがいいかもしれませんね。ザルテンって,「バンビ」の人なんですね。

Posted by: IIZUKA T | Sep 01, 2012 at 10:55 AM

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