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August 2012

Aug 30, 2012

京王線調布地下線初乗り

 8月18日から19日にかけて京王線の調布付近の地下線切り換え工事が行われると聞いて,久しぶりに「鉄」気分が高まり,「初日」の19日の午後,地下の新線を走り始めた電車に乗りに出かけた。
 まずは新宿から準特急に乗ったのだが,昼食後でぐっすり寝てしまい,調布をだいぶ過ぎてしまった。いったん降りて上りに乗る。西調布を過ぎていよいよ地下へ。当然,かなりの急勾配である。
 調布駅はホームが2層で,下り(本線と相模原線)が上,上り(新宿方面)が下になった。これまで,調布で分岐する相模原線の上りが本線下りと平面交差していたのが立体交差になったわけである。続いて,相模原線に乗ってみる。こんどは急勾配で登り,途中で上りの線路が右側に寄り添ってきたところで地上に出る。あわただしく,次の駅・京王多摩川で降りた。
 上りに乗り,こんどは調布で下車した。元の駅舎やホームは一夜にして「遺跡」になり,線路はあるが金網でふさがれている。踏切(18箇所あったとのこと)は,線路切り換えと共に普通の道として(これも一夜で!)整備された。駅の地上部分の整備・再開発には,これからまだ何年かかかるのだろう。
 次いで,本線上りの各駅停車に乗る。次の布田駅と国領駅も地下駅になり,ホームドアが設置された。柴崎駅からは元の地上駅で,太陽がまぶしい。大工事だったが,新線を通るのはあっという間だ。なお,新しい地下部分では携帯も使えるという。P8197116
P8197119

 首都圏の鉄道の大工事の完成は,次は京浜急行の京急蒲田高架化が10月21日(日)に完成・使用開始となる。調布と同様に分岐(羽田空港線)を立体交差にするものだが,こちらは地上で,しかも品川・横浜両方向と羽田方向が行き来できるようにする壮大な工事である。(→参照
 続いては,東急東横線の渋谷駅地下化と副都心線との直通が来年3月16日(土)に開始される。「鉄」の日々が続きそうだ。

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Aug 26, 2012

『いたずらの天才』と40年ぶりに再会

 中学のころ,というのは60年代前半だが,A.スミス,後藤優訳『いたずらの天才』という本を夢中になって読んだ。カッパブックスだったような気がしていたが,それは『英語に強くなる本』(→参照)と混乱していたからのようで,ポケット文春という新書だったらしい。鉄腕アトムのシールを貼ったりしてはいたが,ともかく新書がおもしろく読めたので,少し大人になったような気がした。
 1971年に家の建て替えをして以来その本は見失っていたが,先日ふとネット検索をしてみたら,古本の通販サイトで安く出ていたので注文した。ネット上である程度は話題になってきたようで,復刊リクエストなどにも名前が挙がっていた。
 ちょっとこちらの手違いもあって時間がかかったが,先週到着した。元の新書ではなく,75年に文春文庫から出た版(の第12刷,1980)だが,イラストも元版と同じで,40年ぶりの再会となった。わかっていたことではあるが,昔の文庫本は字が小さい。しかも紙が赤く焼けているので,読むのはかなりたいへんだった。
 若いころに,しかも大部分は繰り返し読んだから,内容はかなりよく覚えている。忘れていたことでも,途中まで読んで思い出した部分も多かった。以前と違うのは,知っている固有名詞や米国史の知識などが増えているから,あのいたずらをしたのはこの人だったのかというような別の角度からの興味をいだくことができたことだった。原題は The Compleat Practical Joker(compleat は古風な綴り)で,1953年の出版である。

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Aug 18, 2012

楽器の大きさ

 昔,というのは1950年代ぐらいの話だと思うが,古道具屋で,ヴィオラが「外人用ヴァイオリン」として売られていたことがあったそうだ。当時,「外人」といえば主に西洋人で,体がでかいという固定概念が強かった。
 ヴィオラのサイズにはかなりの幅があるが,ヴァイオリンやチェロと違って,子供用の分数楽器というのは作られていないようだ。コントラバスには子供用があるそうで,ソロのコントラバス奏者ゲーリー・カーは,最初はチェロより小さいコントラバスを弾いていたという。

 こちらは1970年代になってからの話だが,大学のオーケストラの部室から楽器がいくつか盗まれたことがあった。1か月ぐらい後,部員の一人が,その中のコールアングレ(イングリッシュ・ホルン)が新宿の古道具屋の店頭にあるのを偶然発見した。
 店頭の表示は「外人用オーボエ」となっていた――てなわけはないが,ケースと共に展示してあり,ケースにかけてあった某先輩の母上手製の布のカバーがそのままだったので,一目でわかったという次第。

 他の木管楽器に比べて,オーボエは指穴の間隔が広く,人差し指,中指,薬指をかなり広げる必要がある。今は早くからオーボエを始める人も多いが,身長が150センチ近くにならないと(特にリングキーというシステムの楽器では)指穴をふさぐのが難しい。
 コールアングレは,楽器はオーボエよりずっと大きいが,穴をふさぐキーが工夫されていて,オーボエ以上に指を広げる必要はない。

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Aug 15, 2012

28年ぶり,48年ぶり――オリンピック点描 その3

 女子体操の高校生選手・寺本明日香がインタビューで,「(学校で)嫌いな科目は何ですか」と聞かれて,なんと「体育」と答えた。球技が苦手なのだという。運動神経が平均以下の者にとっては別次元の話ではあるが,なんとなくほほえましい。

 前回,レスリングのことを忘れていたと書いたが,ボクシングのことは意識のもっと外にあった。東京オリンピック(1964)でメダルを取った種目ぐらいは覚えていると思っていたのだが,ボクシングで取ったことはすっかり忘れていた。金メダルはそれ以来,48年ぶり。

 大会後半の輝かしい成果は女子サッカーと女子バレー(28年ぶりのメダル)。バレーボールは,東京オリンピックで初めてオリンピック種目となり,以後4大会連続で決勝は日本対ソ連だった。結果は2勝2敗。
 東京大会の女子バレーでは,サーブ権がないと得点にならないとか,選手がローテーションしていくといった6人制のバレーボールのルールが国民の常識となった(それまでは9人制の方が一般的だった)。決勝戦の最後は6回にわたってマッチポイントを迎え,アナウンサーは決めぜりふだったはずの「ニッポン,金メダルポイントです」を6回繰り返した。
 バレーボールは,近年のルールの変更がもっとも大きかった競技でもある。東京大会で覚えたルールが頭にしみついている「団塊」以上の世代にとっては,特に1990年以降の試合にはとまどうことも多かった。なにしろ,今は足でレシーブしてもいいのだ――実戦で見たことはないけれど。

 神保町の古い某おでん屋の亭主は,アーチェリーの普及に努めている人である。しばらく店には行っていないが,アーチェリーが話題になると思い出す。

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Aug 09, 2012

横須賀からロンドンへ――オリンピック点描 その2

 先日郷里の横須賀へ行ったら,駅前に「横須賀からロンドンへ オリンピック選手に熱い声援を!」という横断幕が出ていた。名前が挙がっていたのは,男女のセーリングの5名と,サッカーの近賀ゆかり・矢野喬子・大野忍・斎藤学である。横須賀になんらかの縁がある人ということのようで,近賀・矢野はクラブチーム「横須賀シーガルズ」と市内の私立高校の出身,斎藤は横須賀にもある横浜Fマリノスのユースの出身だとのこと。
 (北京大会のときの横断幕については→参照Aap8037040


 サッカーの準決勝は男女とも1時開始だった。男子のとき,11時ごろから少し寝ようと思ったら,女子バレーが中国とすごい試合をしていて寝られなくなってしまった。
 女子サッカーの決勝はいよいよ明日未明である。準決勝と違って3時45分開始なので,これはもう早く寝て3時半に起きるしかない。

 そうだ,レスリングがあった。水泳,体操,サッカーなどにばかり注目していて忘れていたが,レスリング(男子)はかつて日本のお家芸で,近年は金メダルからは遠ざかっているが,ヘルシンキ(1952)以降「すべての大会でメダル」という記録は,今回のロンドンまでかろうじて続いている。
 東京オリンピックの16個の金メダルのうち,レスリングは体操と並んで最多の5個(ほかに銀1個)を数えたし,ロサンゼルス(1984)では金2個,銀5個,銅2個という量産ぶりだった。女子が正式種目になったのはごく最近のアテネ(2004年)からだが,こちらは毎回複数の金メダルをとっていて,女子がお家芸を継いでいる感がある。

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Aug 05, 2012

オリンピック点描

 ロンドンで決勝の結果が出るのは夜になることが多く,日本では未明になる。アテネのときもほぼ同様だったけれど,朝刊の最終版に,日本時間で午前0時(現地午後4時)ごろまでの競技だと一応記事と写真が載り,午前2時ごろまでだとなんとか結果だけ載るが,それ以降は間に合わない。
 それでも,普通の新聞は夕刊で追いかけることができるが,スポーツ新聞に載るのは一周遅れの翌朝になってしまい,気の毒だ。

 サッカーは,女子はブラジルを,男子はエジプトをそれぞれ零封し(この言葉,サッカーではあまり使わないですね),次は準決勝となった。準決勝は男女とも平日の午前1時開始で,寝不足の日が続くことになる。
 オリンピックでのみ見られるのがサッカーの「Great Britain」というチームだ。Great Britain というのは,いまだに「大」英帝国と言っているわけではなく,英国成立以前からの島の名である。大陸側でブリトン人が移住したブルターニュ(ブリタニア)と区別して「大ブリタニア」と称したのに由来する。

 水泳は,男女ともメドレーリレーでメダルをとり,有終の美を飾ったが,実はもう1種目「競泳」がある。それは「オープンウォーター」。10kmの遠泳で,終盤の9日(女子),10日(男子)に行われる。マラソン同様,予選なしの一発勝負である。

 ボートでは,19-24位決定戦というのがある。トーナメントで3位決定戦不要論もある中で,律儀なことだ。

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