« 酒場だより 2012/10 | Main | オケハシゴ  (下) カンブルラン―読響―ラヴェル »

Oct 24, 2012

オケハシゴ  (上) マゼール―N響―指輪

 前から行きたいと思ってチラシをとっておいたりしていた2つの演奏会だが,ちゃんと予定してはいなかった。しかし,CLASSICA の記事を見て,やっぱり行きたくなったのが,まず,ロリン・マゼール指揮のNHK交響楽団のC定期「言葉のない『指輪』」。
 10月20日(土),ベジフード・フェスティバルとかでテントが並び,ごった返している道を抜けてNHKホールへ。当日券は1時発売というのでその10分前に行ってみたら,並んでいたのは20人ほど。無事にNHKホールでは最良の3階サイド1ケタ列を確保した。しかもここはD席で割安。
 N響定期を聞くのはなんと14年ぶり。前回もワグナーで,H.シュタイン指揮の『パルジファル』3幕だった(これがシュタインの指揮に接した最後となった)。

 昔は土曜日のCチクルス定期は2時開演だったが,今は3時開演。そういえばチクルスという言い方もなくなった。開場が1時間前というのも昔と違う。
 ロリン・マゼールはN響へは初登場。御年82歳で,指揮台へ向かう足取りはゆっくりだが,振り始めれば(もちろん暗譜)老いてますます元気で,音楽は溌剌,しなやかだった。「言葉のない『指輪』」は,マゼールがベルリン・フィルのために編曲した『指輪』オケ名曲集で,『ラインの黄金』の序奏で始まり,すべて「順序どおり」に進んで『神々のたそがれ』の終結部で終わる。音楽にほとんど手を加えていないので,編曲というよりは選曲に近い。プログラムに記された予定では演奏時間70分となっていたが,実際には80分以上かかった。
 弦はワグナーの指定以上の9-8-7-7-6プルトで,舞台上は満員,出てくる音も壮麗・壮大・雄渾,テンポはだいたいゆっくりで,葬送行進曲など,オペラ上演だったら間が持たないかもしれない。しかしねばねば・ぎとぎとではなく,後味はすっきりしていた。

|

« 酒場だより 2012/10 | Main | オケハシゴ  (下) カンブルラン―読響―ラヴェル »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23118/55961030

Listed below are links to weblogs that reference オケハシゴ  (上) マゼール―N響―指輪:

« 酒場だより 2012/10 | Main | オケハシゴ  (下) カンブルラン―読響―ラヴェル »