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March 2013

Mar 31, 2013

小田急下北沢駅の地下化完成

 3月23日,小田急の下北沢駅とその前後の東北沢・世田谷代田駅の地下化が完成し,開業した。行ってみたのは23日の午後で,新宿から急行に乗り,まずは新線区間に乗ってみた。代々木上原からの下り,世田谷代田からの上りはなるほどかなりの急勾配。経堂で下車して,こんどは各停で引き返す。
 下北沢のホームは地下3階だった。「見物客」でごった返している。地下2階は,コンクリート打ちっ放しでなんだか奇妙な空間だなと思ったら,両端に実物大の線路と電車のイラストがあって「将来の緩行線」という表示が出ていた(写真参照)。将来は地下3階が急行線,地下2階が緩行線ホームになるのだった。
 長いエスカレーターをさらに上がるとようやく地上で,元のホームと線路を覆った上にいろいろな通路ができていた。もともと井の頭線と斜めに交差していて方向がわかりにくい駅だが,新しい複雑さが加わったことになる。井の頭線は元のまま2階なので,小田急との乗換は遠くなった。
 改札を出て,踏切を渡ってみた。長い間開かずの踏切だったところである。踏切からは狭い旧ホームが見えた。

 これで地下化は完成したが,複々線化の完成予定は2017年である。当然トンネル自体はもうできているから,1980年代から営々として続けられてきた代々木上原―向ヶ丘遊園の複々線化工事全体からすれば,「あと少し」なのだが。地上の整備も,渋谷ほどではないだろうが,まだかなり時間がかかりそうだ。
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Mar 24, 2013

新国立劇場のラメダス

 新国立劇場の『アイーダ』に行った。開場のときの制作(1998)によるゼッフィレッリの「時代錯誤と笑わば笑え」と言わんばかりの絢爛たる絵巻物舞台で,見るのは2回目(ほかにスカラ座の来日公演も見た)。
 凱旋の場面では馬も登場した。この場面,助演者は,持ち物を換えたりしながら何度も行進するので,舞台裏では常にだれかが走り回っているのだという。アイーダ・トランペットは5本×2グループ(スコアの指定は3本ずつ。ただしそれぞれユニゾン)。アイーダは重量級,ラダメスもボータほどではないが(スカラ座のときはボータだった)太めだったけれど,声楽的には満足のいく上演だった。

 ホワイエで,アイーダとラダメスの衣装が展示されていた。それを見つけたおばさんの曰く,「あら,ラメダスの衣装があるわ」。うわっ,気象情報システム?(あれはアメダス) 4幕の審問の場面で神官が「ラダメース」と3回×3セット呼びかけるところで,「ラメダス」と言うんじゃないかと(「ドン・ヴァジョンニ」を思い出して)はらはらしてしまった。

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Mar 23, 2013

副都心線・東横線,直通運転開始

 去年7月から刷り込まれてきた日付3月16日がやってきた。東京メトロ副都心線と東急東横線の直通運転開始,東横線渋谷駅の地下移転の日である。
 首都圏の鉄道では,昨年の京王線府中駅の地下化,京浜急行京急蒲田駅の高架化完成に続く大規模事業の完成である。これに続き,来週は小田急の下北沢駅(と前後の駅)の地下化(の前半戦)が完成する。

 15日夜,あるパーティーが終わったあと,東急渋谷地上駅の最後を見に行こうかと思ったが,乗り納めは前にしたのでやめ,16日の午後に乗りに行った。時刻表を見ると,副都心線の渋谷方向の電車は大部分みなとみらい線の元町・中華街行きになっていて,副都心線―東横線の直通パターンは,①各停―各停,②各停―急行,③急行―特急,の3つがあるようだ。
 渋谷駅は2面4線で,新しく中の2線が使用開始になった。田園都市線(半蔵門線)が1,2番線を名乗っているので,横浜方面が3,4番線,池袋方面が5,6番線である。渋谷を出るといよいよ新線区間で,ゆっくり目にぐいぐい登っていく。ちょっと明るくなるともう半地下状の代官山駅で,昨日までの地上の線路がどうなったのかは,車内からはわからない。代官山を出るとあとは前と同じ東横線である。
 折り返して,渋谷で降りてみた。カメラを持った人がつめかけ,たくさんの社員が動員されて案内・整理にあたっている。地上への出口がいくつか変更になっていて,ちょっときょろきょろしてしまった。地上2階の旧ホーム入り口にも行ってみたら,そこにも大勢の人がつめかけていた。
 昨年のヒカリエの完成に続き,東横線の移転は終わったが,渋谷駅自体の大工事はこれからが本丸である。

      新宿三丁目始発もあるAap3168178
 
 
 
      路線図も長大Aap3168185
 
 
 
      東横線旧渋谷駅Aap3168189
 
 
 

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Mar 14, 2013

ブログ9年

 今日3月14日はブログ記念日――このブログ開設から9年になる。

 寒い冬だったが,2月下旬から急に暖かくなった。三寒四温ならぬ一寒二温という感じで気候が目まぐるしく変動している。今年は,桜の開花も早く,東京は17日という予想が出た。最初のころの当ブログによれば,9年前も早くて3月18日の予想になっていたが,それを上回る早さである。
 写真は,10日,鎌倉某所にて。早咲きの種類なのか,毎年中旬に咲いている。Aap3108162

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Mar 12, 2013

3.11の旗

 阪神淡路大震災の後,仕事で初めて神戸へ行ったのは,半年後の7月だった。新神戸駅でタクシーに乗ったのだが,まず,駅前の植え込みに青いテントが並んでいるのを見て衝撃を受けた。続いて,灘区方面の大通り沿いは一見普通の町になっていたが,その合間にある公園にはまだテントが残っていた。
 東日本大震災から2年,東北新幹線には何度か乗ったが,被災地と呼ばれる地域にはにはまだ足を踏み入れていない。がんばって復旧が進んでいる北リアス線などの状況を見に行きたいという気持ちはあるが。

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 3月11日朝,某大学で門に日の丸が出ていた。あれ,卒業式にしては早いなと思ってよく見たら,黒い布と共に掲げてあって,これもどうやら弔旗のひとつの形らしい。

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Mar 02, 2013

追悼 ヴォルフガング・サヴァリッシュ氏

 2月22日に,名指揮者ヴォルフガング・サヴァリッシュ氏が逝去した。
 サヴァリッシュ指揮のN響の演奏会はテレビでずっとおなじみだったから,近年も行っていたような気になっていたが,実はデジタル記録がある86年以降には実演には接していなかった。とすると,行ったのはすべて85年以前ということになる。N響への来演は昔は毎年4月で,音楽界の春の風物詩だった。おぼろげながら思い出すのは,私がN響の定期会員だった70年代半ばぐらいのシューマンの《ファウストからの情景》である。独唱はユリア・ヴァラディ,ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ夫妻だっと思う。
 マタチッチ,スイトナー,ホルスト・シュタインに続き,70年代に大活躍していたN響の名誉指揮者4人は,これですべていなくなってしまった。

 サヴァリッシュ指揮のオペラは10回見た(オペラについては1974年からの記録がある;参照→本拠地)。うち二期会が2回で,あとはバイエルン州立歌劇場の来日公演である(ほかに,同歌劇場のガラ・コンサートを1回聞いた)。10回というのは,指揮者の回数ランキングでは,若杉弘(21回),ワレリー・ゲルギエフ(19回),ズビン・メータ(12回)に次いで第4位になる。
 最初に見た1974年の『ワルキューレ』(→参照)はちょっと別格として,いちばん印象に残っているのは1988年11月の『マイスタージンガー』。ミュンヘンで毎年7月のシーズン最終日に行われていた『マイスタージンガー』公演の再現で,ベルント・ヴァイクル,クルト・モル,ルネ・コロ,ペーター・シュライヤー,ルチア・ポップ,ヘルマン・プライという超豪華メンバーだった。これに次ぐのは,92年の『影のない女』と『オランダ人』で,結局これがサヴァリッシュを聞いた最後になった。

 今週はそのほかに,マリー=クレール・アランとヴァン・クライバーンの訃報が伝えられた。

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