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May 01, 2013

映画『舟を編む』――連休短信(1)

 三浦しをん『舟を編む』が出たときは,辞典の編集という地味な仕事をテーマにした小説というのがありうるのかと驚いたが,それが映画になると聞いてもっと驚いた。どんな具合になるのかなと,連休初日の夜遅い回の上映を見にいった。日本映画を封切りすぐに見るのは何年ぶりだろう。少なくともシニア料金になってからは初めてである。
 とてもうまくできていた。今の映画でどういう細かい工夫をするのが標準なのかよくわからないが,ほんの短いシーンにもかなりの手間がかかっている様子だった。主人公・馬締(まじめ)の恋文に香具矢(かぐや)が応えるシーンは,原作ではかなり幻想的だが,やむをえないことだろうが映画ではまったく現実的だった。途中で,原作通り突然13年後になるのだが,みなあまり年をとらない。
 八千草薫がかわいいおばあさんになっていた。八千草薫は,高校のころテレビで見て名前を覚えた。後から考えると,そのときすでに三十ぐらいになっていたはずだが,回想シーンでは女子高生の役も演じていて,それが美しく,かわいかった。

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Comments

辞典の編集のお手伝いをしたことがある私には
とっても興味深い話題です。まずは「舟を編む」
を読んでみようかな。

Posted by: リンデ | May 01, 2013 at 06:17 PM

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