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May 05, 2013

シュタルケルとパイヤール――連休短信(3)

 チェロのヤーノシュ・シュタルケルが4月28日に88歳で亡くなったというのを,数日後に知った。訃報は私の読んでいる新聞には出ていなかったように思う。
 シュタルケルは,70年代後半に一度来日公演を聞いたことがある。シュタルケルといえばまずはコダーイの無伴奏ソナタで,このときも当然演奏された。長い旋律の途中に左手のピチカートが2回ずつ入るところは,馬子唄の「シャン,シャン」というお囃子とそっくりでおもしろいと思った――ということぐらいしか覚えていないが,貴重な体験だった。

 シュタルケルの訃報をネットで探していたら,ジャン=フランソワ・パイヤールも4月15日に85歳で死去したのを知った(新聞では今日5月5日になって訃報が出た)。パイヤール室内管弦楽団のレコードは一般には「四季」が有名だったが,それよりもオーボエのピエルロ,フルートのランパルらとのバロックの協奏曲やモーツァルトの演奏で親しんだ。
 今確認できる資料が見当たらないが,1975年に初めてヨーロッパに行ったとき,パリの教会でたまたまパイヤール室内管弦楽団の演奏会があるのを知って聞いた。オーボエのジャック・シャンボンのソロで,ヴィヴァルディの協奏曲が演奏された。残響が長く,レコードにもましてつややかな音だった。

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Comments

そうですか。シュタルケルも。どんどん寂しくなりますねぇ。

Posted by: リンデ | May 06, 2013 at 06:36 PM

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