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July 2013

Jul 27, 2013

実用旧案フメクラー

 先月,ある弦楽四重奏の演奏会で,譜面台に MacBook を置いて,画面の中のスコアをフットスイッチでめくりながら演奏していたという(→参照)。
 室内楽でもオーケストラでも,各奏者は普通は自分のパートだけを記したパート譜を見て演奏する。アマチュアの場合,練習でたまたまメンバーが欠席してポート譜がないときなどに,やむを得ずスコアを見て演奏することがあるが,この場合は譜めくりの人が付いていないとどうしようもない。その点,今回の方法なら,自分でめくることができる。
 スコアを見て演奏するというのは他のパートの様子がよくわかって,音楽を理解しつつまとめていくには有効なのだろうと思う。しかし,本番で神経を音に集中させようとすると,よけいなことが気になってしまうということもありそうだ。スメタナ弦楽四重奏団の「全員暗譜」はこの対極にある。

 パート譜は,ある程度の長さの休符があるところでめくるように作られている。オーケストラの場合は休みの小節が続くことがけっこうあるので,譜めくりが難しいということはほとんどない。しかし,室内楽の場合は長い休みがないことが多く,アレグロ4拍子の1小節半,つまり3秒足らずの休符でめくらなければならないこともある。
 そのために,はるか昔の学生時代のこと,足でパート譜をめくることを考えた。譜めくりの難しいところがいくつも続くことはほとんどないので,めくりたい1か所のページを長い割り箸のようなもので挟み,譜面台の真ん中の縦の部分を支点にして反対側からひもを垂らし,その先を輪にして足で踏むようにしたのである。ほんの1時間ほどだがあれこれ工夫して,一応使えそうというところまでこぎつけた。名付けて「フメクラー」!
 友人と室内楽で試してみた。演奏が進み,いよいよその箇所までくると,ひもの輪の中に足を入れようとする動作が自分でもなんともいえずおかしくて,一同爆笑してしまい,演奏は中断してしまった。足で踏むところをもう少しちゃんとしたペダルにすれば実用化可能だったと思うのだが。

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Jul 21, 2013

仙石線で高城町まで

 仙台付近へ行った帰りに,初めて東北の被災地方面へ足を向け,仙石線に乗ってみた。仙石線はその名のとおり仙台と石巻を結ぶが,現在は松島海岸の次の高城町(たかぎまち)から陸前小野までの6駅間はバス代行運転をしている。
 仙石線の仙台駅ホームは地下にある。ここから途中の東塩釜まで各駅に乗った。最初の20分ぐらいはまったくの近郊通勤電車,ただしドアは押しボタン式である。その後はローカル線の穏やかな雰囲気になる。車窓から素人が眺める限りでは,被災の跡はよくわからない。ただ,ところどころに空き地があって,工事関係者用とおぼしきプレハブの建物があったりする。
 東塩釜で,後からやってきた快速に乗り換えた。快速は石ノ森キャラクターに覆われている。東塩釜の次は松島海岸,2009年以来4年ぶり(→参照)。観光客がかなり降りて行った。東北はまだ梅雨明け前で曇っているが,雰囲気は明るい。
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 次が現在の電車の終点,高城町。石巻方向は赤信号のままで,単線の線路にはさびが出ている。代行バスに乗るにはこの駅だと道路まで少し歩く必要があり,駅前広場がある松島海岸で乗るよう案内されていた。目の前に海が広がる風景が印象的な陸前大塚駅もバス代行区間で,行くことができない。
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 駅前をちょっとぶらぶらしただけで引き返し,快速に乗る。仙台まで30分だった。

 石巻へは,仙石線のほか,東北本線の小牛田(こごた)から石巻線で行くことができる。こちらは,先端の1駅間だけバス代行運転が行われている。

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Jul 15, 2013

豆腐と薬味

 このところ毎日のように冷や奴を食べている。近所のスーパーで買える豆腐は1丁59円から399円までいろいろあるが,通常は119円,ときどき199円の木綿ごしを愛用している。1人で1丁食べてしまうこともあるが,飲んで帰ったときなどは1丁は多いので,つきあう者がいなければ半丁ずつ2日で食べることになる。
 薬味は,長ねぎ,みょうが,大葉,生姜,削り節の5点セットをなるべくそろえるようにしている。生姜はチューブ入り,削り節は小袋に入ったもので済ませているので簡単だが,問題は大葉(青じそ)で,乾きもせず湿りもせず新鮮な状態で何日か保存するのが難しい。

 郷里・横須賀の居酒屋では,「三冷」(ホッピーと焼酎とグラスを冷やしておき,氷を入れない)のホッピーと湯豆腐を看板にしているところが何軒かある。そのひとつ,ときどきわざわざ出かける名店「銀次」では,湯豆腐・冷や奴はずっと1丁単位だったが,数年前に半丁でも出すようになった。見ていると,夏でも湯豆腐を注文する人がけっこう多い。
 横須賀の湯豆腐は,辛子を塗って出される。最初は変な感じがしたが,おでんでは辛子を使うのが普通だということを思えばこれもあって不思議はない。薬味はネギと鰹節で,入り口近い場所にいる店員さんは,少しでも時間ができると鰹節を箱型の削り器で削っている。これを見ていると鰹節削り器を買おうかなと思う。

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Jul 11, 2013

ポケットに物を入れない

 あっけなく梅雨明けを迎えた猛暑の中を,冬物のスーツをクリーニング屋へ運んだ。夏の年中行事である。
 常に背広にネクタイでないといけないという仕事ではないので,若いころはスーツは2,3着で間に合わせていた。しかし,ある時期から,スーツの方が「簡単」だと思うようになって,一時は毎年のようにスーツを作っていた。簡単というのは,スーツなら上を決めれば下が決まるので着るときに組み合わせを考える要素が少ないということと,突然お客さんが来てもお通夜に行くことになっても問題ない,といったことに加えて,服の中に含んでいる空気が多いせいか,暑くても寒くてもけっこう幅広く対応できるということがある。
 作ることについても,いつも同じ店で作っていれば,サイズが登録してあるからオーダーは微調整だけですむ。
 スーツの値段にピンからキリまであるのは昔も今も変わらないが,私の作るスーツの値段は長年あまり変わっていない(むしろ勤め始めて最初の冬に作ったのがいちばん高かった)。値段は変わらなくても、質は良くなっているような気がする。

 たいして高級でないスーツを長持ちさせるために実行していることが2つある。ひとつは上記の定期的なクリーニング,もうひとつはポケットに物を入れないということである。背広型の上着にはポケットがたくさんあって,その気になればかなりの量の物が入るが,入れるのは紙切れ(レシートなど)のみにしている。
 その代わり,財布や定期券を入れるバッグが常に必要になる。通勤用の肩掛けかばんのほかに,私は昼休み用の小さい布のバッグを用意し,ケータイはベルトに取り付けている。

 ところで,テレビの街歩き番組で,タレント等が商店や飲食店を訪ねるとき,手ぶら,つまりバッグ等を何も持っていないことが多いのにはいつも不自然さを感じてしまう。大人の,特に女性が何も持たずに街を歩くのは,普通ではない。

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