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Jul 11, 2013

ポケットに物を入れない

 あっけなく梅雨明けを迎えた猛暑の中を,冬物のスーツをクリーニング屋へ運んだ。夏の年中行事である。
 常に背広にネクタイでないといけないという仕事ではないので,若いころはスーツは2,3着で間に合わせていた。しかし,ある時期から,スーツの方が「簡単」だと思うようになって,一時は毎年のようにスーツを作っていた。簡単というのは,スーツなら上を決めれば下が決まるので着るときに組み合わせを考える要素が少ないということと,突然お客さんが来てもお通夜に行くことになっても問題ない,といったことに加えて,服の中に含んでいる空気が多いせいか,暑くても寒くてもけっこう幅広く対応できるということがある。
 作ることについても,いつも同じ店で作っていれば,サイズが登録してあるからオーダーは微調整だけですむ。
 スーツの値段にピンからキリまであるのは昔も今も変わらないが,私の作るスーツの値段は長年あまり変わっていない(むしろ勤め始めて最初の冬に作ったのがいちばん高かった)。値段は変わらなくても、質は良くなっているような気がする。

 たいして高級でないスーツを長持ちさせるために実行していることが2つある。ひとつは上記の定期的なクリーニング,もうひとつはポケットに物を入れないということである。背広型の上着にはポケットがたくさんあって,その気になればかなりの量の物が入るが,入れるのは紙切れ(レシートなど)のみにしている。
 その代わり,財布や定期券を入れるバッグが常に必要になる。通勤用の肩掛けかばんのほかに,私は昼休み用の小さい布のバッグを用意し,ケータイはベルトに取り付けている。

 ところで,テレビの街歩き番組で,タレント等が商店や飲食店を訪ねるとき,手ぶら,つまりバッグ等を何も持っていないことが多いのにはいつも不自然さを感じてしまう。大人の,特に女性が何も持たずに街を歩くのは,普通ではない。

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